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ケイトウの花だけが見ていた (完結篇)

 リクです。 戦慄に値する 本条の「告白書」ですが・・・
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        わたくし「喰えない悪人」ですから

しかし正直、読み進むうちに「ある疑念」が生じて、ほぼ同じとする考えは 盟友 八百政も同じくしたのでありますが。。。

それについては、この章のラスト付近で あきらかとして参ります。本条語りの 告白を続けます。

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刃止めを破壊したワタシ三喜彦だったが、それでも露骨にボロを出すといった、正直ワタシは そういう短絡的でわかりやすい少年では無かった。

まだオトナ世界の在り様については 1つも目覚めていない 純朴な少年を「装い」、かれらの 上辺と表向きの 世間を偽る悪徳行為の数々を・・・
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天井裏から覗き見ては 心の底で嘲笑いながら 軽蔑の念を蓄積していたのだった。それはまさに、人間界に紛れ込んだ 悪魔だったとは言えますまいか。。。


中・学生に上がったワタシであったが、「それでも」我が家は 落ちぶれたとはいえ、地元の名家として、最低限 見てくれだけは保持していたと思う。


しかし、その頃には、大きな柱である 父親の健康状態がいよいよ芳しくなくなってきていて。。。

死んだワタシ三喜彦の実母だけではなく、やはり父にも 循環器機能に持病があったようで、事故による下半身不随となってより、どうしても生じる運動不足が それに拍車をかけたようだった。
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日に日に 父の容態は 子供のワタシでも悪化を辿っているのが容易に見て取れた。

もう 過度な飲酒や荒淫 違法薬物などは摂取もしていなかったが、車椅子に座ったままの父は、日がな 海の見渡せる縁側付近で、あたかも ボーっとまどろんでいるだけになってきていた。

中毒者、ジャンキーになるのにも 体力が無くなった人間には不可能だという事実をワタシは身近の父の例で学習したといえる。

そういう父を観るにつけ 息子のワタシは、当初の嫌悪と憎しみの念よりも、次第に ひとつの「憐み」を強く感じるようになったのだ。


『早く 楽にしてやりたい』、尊属殺人への躊躇や罪悪感よりも増して、信じがたいとは思うが、そうしてやる事が、もはや 生ける屍となりつつある 血を分けた父への「なさけの介錯行為」だと思ったのだ。
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その【 実行 】は、付き添い看護婦の櫻井が家の手続き作業等で、我が家を留守にした 6月の よく晴れた 梅雨の狭間の日だった。

義母は「いつものように」…屋敷の奥の方で 庭師の助手とシケ込んでいるのを確認したワタシは、いつもの通り 海を観ながらボーっとしている父へ近づいた。。。


父は 軽い まどろみの中で、色んな夢を見ているようで、軽く微笑み 小さく笑い声をあげたり、さも哀し気に 顔の表情筋をゆがめたりと、聞き取れない寝言も呟いていた。
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思った。父は 過去の記憶に浸っている。いや・・・「過去の出来事」しか、もはや下半身も利かず、朽ち果てようとしつつある、今現在の残酷な事実から 解放される「救い」が無かったのだ。。。

『おとうさん』ワタシは 精一杯やさしく まどろんでいる父へ そう問いかけた。


意識を醒ました父は ワタシをまぶしげに眺め、「三喜彦か。喉が渇いた、三ツ矢サイダーを コップに入れて持ってきてくれんか」とワタシへ告げた。
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台所の冷蔵庫から 冷えたサイダーを出して コップへと注ぎ、父の元へと。

手渡す際にワタシは・・・『おとうさん、さっき清川病院から使いのヒトが来て。この液状のクスリ、心臓の機能にすごく良いのですって、味も甘くて 飲みやすいそうです。サイダーに混ぜてみますか?』

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無論・・・虚偽だ。。。ワタシが手にした「それ」は、間違っても 父のような状態の人間に使用してはいけない液体だった。

数滴「それ」入れたサイダーをグビリと音をさせながら 飲み込んだ父は、「おお サイダーがより 甘さと香りが増して美味しいな」っと無邪気に微笑んだ。


数分後、父は・・・「三喜彦、庭の《ケイトウの花》はもう咲いているか?」ワタシは答えた『ええ おとうさん、例年のように 真っ赤な花をつけて これからドンドンと花びらを大きく咲かそうとしています』
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父は「……それは本当か?? ワシには・・今ワシの目には・・・あの…ケイトウの花が、薄く黄色かかった 白色としてしか見えないのだが。これはどういうことだ!?」


夢遊病者のような父は 不可思議に焦った感じで しきりに「どうしてだ?・・・どうして・・赤い筈のケイトウが 白いのだろうか!」

車椅子で 動かぬ下半身、ジタバタと身もがきはじめた。それの反動で、車椅子の下部分に 家のなにかが触れたのだろう、車椅子の ストッパーが《外れて》・・・

父と車椅子は・・・縁側から、40cm程下の 庭へとコロンっと 転落した。

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ううぅ~~ ぜぃぜぃ っと、苦し気な父の呻く声が耳に入ったが、ワタシは聞こえてないフリをした。

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ワタシは座敷で 少年マガジンを読みふけっている《フリをした》。

《アシュラ》という連載漫画 ちょうど主人公少年が、人肉を喰らうという 凄惨な回だったのを憶えている。

『ボクも 父親の肉を喰らったのとなんら変わりない 一緒なのだな』・・・

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フト気付けば マガジンの頁をめくる指に、異常なチカラをかけていたらしいワタシ、漫画の誌面は「血だらけ」だった。。。

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やがて・・・「秘め事」が終了した 義母と若手庭師が、庭に昏倒し、息絶えている父を発見し しばし 大騒ぎとなった。。。
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 庭に さあまさにこれから!咲き誇りますよ っとばかりのケイトウの花、その毒々しいほどの深紅の赤い色 ワタシは生まれて初めて恐怖に感じた。


ワタシ三喜彦は、付き添い看護婦の 櫻井の存在が 正直「ウザったかった」
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父の死去により ご用済みで この家から居なくなればよいと思っていたが、未亡人となった義母が、万事が世事に疎い自分の補佐役として、

今度は看護婦としてではなく、我が家の屋敷そのものを管理・補佐する「執事役」として 雇用を継続したのだ。


父の「死因」に関して、このワタシに疑いを向ける者は ひとりとして居なかった。

しかし地元警察も 無能ではない。近隣に聞き込みをして、若い2度目の妻である義母の隠れた数々の淫行も、専らの相手というのが庭師であるという「事実」も、

それが案外と、地元に住む人間や地元漁師 出入りの酒屋に至るまでが、『とうにご存知』だったようで、要するに「化けの皮がすべて剥がれ落ちた」

とくに ある意味で《一番に動機がある》庭師は 幾日も厳しく事情聴取を受けたようだ。一応の「嫌疑不十分」となったものの、庭師は親方より解雇を言い渡された。

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そして、義母も 美貌の未亡人という呼称ではなく、《清楚な見てくれと異なる 案外に毒婦》そう噂され、狭い秋谷の界隈ではあったが、日中あまり堂々と外出しにくい そんな有様となった。


しかし、「もってのさいわい」の環境を創り上げたワタシのように見えるだろうが、しかしワタシは「それでも」この義母を 独り占めには出来なかったのだ。。。


義母の「次の相手」は、ワタシ三喜彦に つけられた「家庭教師の若いオトコ」だった。山内という名前の 良い大学を出ているのに 結局 就職が叶わなかった「安保闘争崩れ」の やや世の中をスネた感じの細面のやさ男だった。
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強烈も呼べる 山内へのジェラシーの念はたしかに有ったが、父殺しの悪魔であるワタシは、嫉妬よりも、『山内は どういう方法で《駆除》してやろうか?』そればかりを妄想するのが日々の日課となっていた。

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 今も忘れる事が出来ない、ワタシにとって 死刑宣告に匹敵する出来事の日・・・

中・学校から中高一貫のミッション系私学だったワタシが通う学校は、春休みが殆ど無い替わりに、夏休みの期間が大学生同様に長く設定され もう休みの期間に入っていた頃。


海抜10m 海の水面まで100歩 そうしたエリアに住むメリット、我が家から海へは 公道を使わず、庭を降りて海へと出られた。
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《三喜彦さん 海に泳ぎに出ませんこと?》珍しくも 義母の方からワタシへ放たれた誘い。

今の基準で例えるならば、機能のみっで 色気も無いに等しい濃紺の「スクール水着」でしかないが、義母がそれを召すなら、元々かなりに優れた身体のプロポーションが よりクッキリと浮かび出て、
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性欲真っ盛りのワタシには クラクラと眩暈がするほどに魅惑的に映った。もうじき三十路となるのに義母は、見ようによっては まだ二十歳前後にも充分に観えた。

事実は けっこうな「すきもの」で、義理の息子のワタシには気づかれてないと一方的に思い込み、我が家に出入りする数々のオトコどもと 肌を交わした そんな荒淫の人間であるのに、

今考えても不思議だが、義母は微塵も その美しさに いささかの減退などなかった。むしろ…けして少なくない、オトコらとの密事、秘め事により ダイヤモンド原石が磨きにより、その美しさと輝きを増すようかにもワタシには思われた。

夏の陽光を浴びながら 無邪気に泳ぎ はしゃぎもする義母はとてつもなく美しく感じた。

どうせが 今でいう、「プライベート・ビーチ」も同様、海水浴場が開かれるまでには まだ時期が有り、ダレ1人 ワタシたち二人は観ても居ない。


ワタシは、今まで夢見た 妄想の通りに、義母を押し倒し、「我がもの」とする衝動を 抑え難い、まさしく劣情の塊だったといえる。

《冷たい風が吹いて来たわ。三喜彦さん もう戻りましょう》そう義母が云ったので、我々は 急峻な坂道を屋敷へと戻り始めた。

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義母の履いていた エナメルの白いサンダルが 昨日の雨でぬかるんだ地面に滑り《あっっ!》っと義母は転びそうになった。

アタシは咄嗟に 義母へと手を伸ばし、倒れそうな体を 抱きかかえるカタチでホールドした。

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 2つの下半身はピッタリ!と密着した。顔と顔、その距離はホンの20cm程に。。。


しかし・・・嗚呼なんと【 無常 】かな。。。

義母は 屈託もなく《ありがとう》と・・・女神のように微笑み、その眼差しは、純粋に義理の息子のワタシに向けた《慈愛の視線》・・それでしかなかったのだ。。。
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そう。瞬時に ワタシの本能はそれを理解した。【 オレは…この女(ひと)にとって 性欲の対象ではないのだ・・・ 】


父以外のオトコらに抱かれる際に見せる、あの なんとも淫靡でもあり、受け身の立場である義母であるのに、《さぁ アンタが抱く欲望のすべてをアタシの肉体へ放出して構わないのよ》…哀れとも呼べる♂の蛾を引き寄せる 誘蛾灯のような妖しい「目線」・・・【 それじゃあない!! 】
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                いっそこのまま地獄に堕としてくれ…

浮かんでいるのは・・血が繋がらぬ関係、僅か十歳程度の歳の差の「息子」・・・それへと見せる、母性にあふれた【母としての在り様】でしかない。。。


無論、「その態度が」義理の関係にせよ、「母子」という事柄からするなら、まごう事無き 正しい接し方であるのは理解していた。だが・・・

・・・こんなにも長い間・・ワタシは 毎夜毎晩 身悶えしながら、この義母の肉体を 我がものにする妄想に 狂いそうになりながら「耐えたのだ」。。。

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それなのに・・・この クソ女め、こんなにも身近で 苦しみ悶えるオレの「想いを」・・・少しも気付きもしていなかった。たぶんこれからも・・・。

ワタシの心の奥に、瞬時に「反転した」暗い 妄念がブスブスと、消えたはずのコークスのように、再び 業火を発するのを蝕知した。


そして・・・庭の ケイトウの花が今を盛りに咲き開き、このワタシに向かって、《やっと 今頃気付いたのかよお前って野郎は。遅いんだよ!》っと、
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毒々しくもある ニワトリのとさかにも似た花びらを風にゆすられる姿、それがワタシへの大々的な嘲笑に思えて怒りと同時に戦慄を覚えたのだ。



 その日は…ワタシは早朝より 逗子駅から横須賀線に乗り、東京の水道橋の予備校に 夏期講座へ出かけていた。

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秋谷の自宅では・・・【 服毒心中をしたらしい 義母と山内 】その亡骸を 買い物から戻った櫻井が発見し 騒ぎとなった。

この書を読まれた方 きっと思うだろう 【今度はどうやった??】 しかし、それについての詳細な記述は あえて記さない。

想定外に、まだワタシが この世に生きているうちに この告白書を閲覧された場合への 1つの防御の策であると思ってくれて それは間違いではない。


ワタシ三喜彦は「天涯孤独の孤児」となった。寂しいとも 悲しいといった感情は無かった。

面倒といえば、家の財産は相続しても、まだ未成年であるゆえに、法的に「新たな扶養者」それが無いなら、ワタシは 孤児施設に入らねばならない。
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そこで 櫻井を名目上の 扶養者として設定し、今までと同様 屋敷を守り 管理する作業を継続することで給与を払うこととした。


正直 遺された 家にも家作にも興味など無かった。むしろ、忌まわしい記憶ばかりの この家の資産などは、馬鹿げた散財で すべて使い果たしたい気持ちだったが、

この「遺言作成」を進めた 弁護士が 我が家の資産の管財人となっており、ワタシは 月々一定の額しか 資産を遣う事は許されなかった。


大学生となり、恩師の勧めで ワタシは米国に留学することになった。

特段 米国に憧れたのではない。ワタシは・・・【 逃げたかったのだ 】。。。
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           ワタシ三喜彦は「逃亡」した。。。


天涯孤独となったワタシを 怖がらせたもの…それは 罪の意識でもなく、亡者の怨霊でもなく・・・

正直 それは・・・屋敷の庭に毎年 誇らしげに咲く、【 ケイトウの花 】それだったと 今思えるのだ。
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作だけの「花が」、ナニも言い出さないのは無論理解している。だが・・・少なくとも あの花 ケイトウは・・・


鬼畜と化したワタシの一連の行動、そして・・・性欲の妄想に狂う、ワタシ三喜彦の「すべてを」・・・つぶさに目撃した筈であるのだ。。。

留学が終了した後も、ワタシが 日本に戻らなかったのは、研究心よりも むしろ、あの【ケイトウの花】それを恐れたせいだ 告白する。


 お読みの方にお願いしたい。おそらくは この告白の書が 開陳され貴方が読んでおられるのは、ワタシ三喜彦は既に 鬼籍へ入っているものと願う。

当局に 訴え出るとかの判断は すべて貴方の判断に これを委ねます。もうワタシは罰せられるべき世界には居ない。死後の悪名など なんら興味も無い。

ただひとつ・・・この鬼畜が望むことは、遺産相続の権利者が居なくなった場合に備え、別書にて それの処理方法等に関して、自己としての意志を表明したつもりである。

可能な限り それに基づいた 整理・執行がなされることを 勝手ではあるが望む次第です。云いたい事はこれだけ。


 さぞかしや 読むことにより 不快な思いをなされたであろう事を こんなワタシではあるが、心より陳謝いたします。 それでは。

          
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「という訳です 櫻井さん。この中身がゆえに、唯一の関係者として残った櫻井さん 貴女にこれをお見せしませんとと思い 本日参上しました はい」


櫻井女史は、リクめから手渡された 新条の告白文を 眉ひとつ動かさず ジっとしたままで 読み終えた。

もう 80も近い歳だろう、しかし 微塵も老いによる か細さ 弱弱しさなど感じさせない、『鉄塊のようなオンナだ』と思わさせた。


テーブルに 静かに読み終えた書面を置いた櫻井は・・・

「・・・・・この 告白文は事実ではありません。三喜彦坊ちゃまによる【偽書】です」・・・と言い切った。
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わたいは言いました・・・

・・・櫻井さん 「偽書である」ってことについては、このボク、そして、有名興信所の元・敏腕調査員で 今はボランティア探偵をしている盟友も 同じ意見なのですよ ええ。。。

「偽善者」の反対で、「偽悪者」とでも呼ぶのか? 罪の告白に一見思えて・・この文書には《真実はこうなのだ》《我が罪の告白を信じろ》とでいいますか・・・

三喜彦氏による ある意味で《必死のゴリ押し》それが感じられて仕方が無かったのですよ ええ。。。盟友も同意見でした。
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         本条三喜彦による「苦心の創作」が感じられ…

櫻井は言い放った・・「坊ちゃまは、三喜彦さまは・・・ただの1人として 手にかけ、殺してなどはおりません!出来る人ではございません」と。


櫻井「最初の《復讐行為》あの漁師の兄弟ですが、死んでなどおりません」

リク「え?本当ですか??」

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櫻井「本当です。正直なところ、まだあの双子の姉妹と暮らしているかは不明ですが。あの兄弟の兄の方は、内臓系の疾患で、小田原市内の病院で死亡しています。住所は西湘方面でした。旧い看護婦仲間から聞いておりますから間違いございません」

リク「生きてた・・・ってか。。。」

櫻井「自分らの勝手な都合で 夜逃げと駆け落ちをしただけです あの兄弟は。そのレベルの人間を手にかける坊ちゃまではありません」

リク「なるほど・・・こうも考えられませんか櫻井さん?《このような怖ろしい真似をやってのけるガキだから、その後犯した犯罪も実際に有ってもしかりだろう》って、他人に そう思わせるための1つのレトリックであったと・・・」


櫻井「大旦那さまの死亡事故についても、三喜彦坊ちゃまは潔白です。リクさんでしたね?ワタシはね、このお屋敷に来た その日からズっと今まで、《業務日報》日記替わりでもありますが、それ点けてます、1日も欠かさず。あの日・・三喜彦さまは、朝から39度の高熱でずっと自室でふせっておられました。わざわざそんな体調の日に 父親殺しの作業など行うものでしょうか??」

リク「可能性として出来なくは無い…とも言えますが、あきらかに それは不自然ですよね」

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江戸切子に注がれた 麦茶を ぐっと飲み干した櫻井は 話をはじめました・・・


・・・なんで? 恋い焦がれた 義母である《綺音(あやね)奥様を》心中に見せかけ 殺害したという、《そのハイライト部分》それが《あえて書かない》と、省略されているか わかりますかリクさん?

それはネ・・・三喜彦さまは・・・【 見ていなかったからです 】目撃していないからフィクションとして再現不可能 だからです。

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どうして「そう」言い切れるかって? 明白です。だって・・・綺音奥様を 死に至らしめたのは【このワタシなのですから】。。。


驚きましたか?でもリクさん これは孫うことなく真実なのです ええ。。描かれていた通り、ワタシは綺音さまを愛しておりました。
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男には声すらかけられない醜女ゆえに、同性愛に転じたと思ってくださって結構ですのよ(嗤)本当に 綺音さまはお美しく、魔性の魅力をお持ちでした。

職務上の自己規律には自信が有ったワタシですが、綺音さまには そのブレーキが利きませんでした。本当に あの方の事を愛してしまったのです。

綺音さまにとっては、ワタシとの禁断の行為なんてのは、単なる 箸休めでしかないことも、ワタシと異なり 同性愛に溺れる方では無かったという事も 承知しておりました。


ワタシも 綺音さまが、単発 複数回数を問わず、陰に隠れ オトコらとの逢瀬を重ねているという事実、それについてのジェラシの概念などございませんでしたよ ええ。

とんでもない淫乱な毒婦・・そういう噂もありましたが、ワタシ櫻井としての想いは・・・正直、綺音さまは、本当の意味で あの方こそが【 菩薩では無かったのか 】と・・今でも そう思い続けているの。
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だってネ、あの 綺音さまが、肌を許したオトコらっていうのは・・・タダの一人として、今でいうイケメン?そんなのは居なかったんだから。。。

大旦那様のような障碍者にかかわらず、嫁いできたのもその気質がゆえでした。群がってくる数々のオトコらにしても・・小児麻痺履歴者、あるいは元・傷病軍人だったり、

顔に大きな傷があるって、世の中のオンナには およそ相手にもされない・・・そんな 哀しいオトコばかりで。。。

綺音さまは、己としての性欲というよりも、報われることなく、心の奥でいつも号泣している そんなオトコたちを せめても、自分の肌で癒してあげたいって・・・

そういう気持ちがより強かった・・・ワタシにしても同じだと思います・・・孤独な地獄に喘ぐ者にとっての 綺音さまは、間違いなく【菩薩】であったのだと。。。


《それをどうして殺したか?》 案外簡単です。浮気相手の一人 家庭教師だった《山内》あの畜生の おぞましい野望を無残に砕いてやる・・・その為です。
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綺音さまを渡してなるものか!って気持ちもありましたが、山内は・・・安手のドラマそのまんまに、未亡人となった 綺音さまと もちろんの事、財産目当てで正式婚姻を目論んでいたから。

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そして・・その婚姻の大きな 枷となる 長男の 三喜彦さまを、スグそばに海があるでしょう? 水難事故を装い 密かに殺人計画を練っているのを ワタシは掴んだのです。

その目論見を水泡に帰してやる・・・で、あろうことか・・狡猾な山内のクチ車に、そんな綺音さまご自身までもが・・・山内との逢瀬の行為の後の 寝物語で、共に語り出すのを聞いてしまいましたワタシは・・・

ワタシ櫻井は覚悟を決めました。鬼と化したのです ええ。。。。。

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・・・ジキタリス製剤です。犯行に使用した薬剤は。ワタシなりに、言葉巧みに 綺音さまの飲む紅茶に そのジキタリスを致死量・・落としました。

綺音さま、金魚鉢の金魚が酸欠になるかのように、飲んだ当初はなんともなく、やがて次第に 口をパクパクさせ・・・苦しみ悶えるではなく、電池切れのおもちゃのように こときれましたよ ええ。

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そうしたなら、そこへ駆け入ってきたのが 憎い 山内で。ワタシは 勝ち誇るように言ってやりましたよ♪

《これでもう アンタが企んでた野望は塵と化したんだ!死人と結婚なんか出来ないだろう ざまあみろ!》と。。。

そうしたなら・・・呆然とした山内は・・・なにを思ったか 正直判然としません。 いきなり 山内を嘲る為に ワタシが高く掲げていた ジキタリス液の瓶を奪い取り・・・

ぐい! っと・・飲み干したんです。。。ロミオとジュリエットの逆バージョンですよね(嗤)絶望でヤケになったのかも知れませんね。そう・・・あの《心中》は 実のところ《時間差》だったのです。
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え??ビックリしたかって?エエそれはもう。でもネ リクさん。ワタシも正直に告白しますが、思いもよらない山内のその行動 目の前にして・・・

不謹慎ですがワタシ・・《大笑いしちゃったんです》。なんともまあ おセンチというか、大時代的というか♪ かえって、「事後」の処理は とっても落ち着いて つつがなく出来てしまいました。


山内も、やはり 心病んでいた人間なのかも。ワタシだって同様ですが。。。病んだ人間の行動はわからないものですね。死に場所を探していたのか 山内も。。。

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「それでは 失礼いたします」 リクめは屋敷を出ました。


当たり前ですが わたいは警察でも検察でもない 単なるハマの荒くれ。

『露見した今 どうしましょうか??』ってことについて、櫻井女史ともいくらか協議を交わしたのでありますが・・・


結論として・・・【今となっては検証も不可能。当局もゼッタイ迷惑がるだろう案件】どうすればベストか?なんてのも、完全なストレンジャー 第三者であるリクにはとても決められない。
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           解けない問題に時間かけない人間でしたからネ

本条の恐るべき告白書だって、イってみりゃ 単なる「勝手な私文書」でしかないし。

『握り潰す 燃やしてしまう 無かったことにする・・ドレだって正解だと思います。あとは…櫻井さんご自身のご判断で』と告げたリクでした はい。


庭の ケイトウの花が ほころびかけていた。なるほど、見ようによっては 血の色であり、毒々しいともいえるナ。


思った、『櫻井の《告白》とても、信用するに なんか怪しい・・・》と。

 そう・・亡くなった本条だけど、本条三喜彦と あの櫻井、ふたりは期せずして《互いを庇いあっている》のだとわたいとして確信を抱いたのでした ええ。
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          歪んで屈折していようと、そこに「絆」が…

その根拠は…別紙となっていました 財産処理の遺言、それをチラ見した訳なのですがネ、

本条の意図をあきらかに感じた。。。遺された屋敷は 長年 家で世話になった恩人の櫻井へ寄贈する。しかし、手続き上として かねてより話を進めている、▲▲興産という、《建託会社》へと売却する。

櫻井には《生きている限り》そのまま 屋敷に住み続ける事が可能である。櫻井亡き後に 土地は整地化され契約した会社がなんらか利用する。

相続税等の 支払うべき税金を差し引いた額の遺産は、●●弁護士(本条に遺言作成を勧めた)を管財人として指定、櫻井には今後終生、月一定額の給与が支払われるとする。。。

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簡便に「その旨」を告げ 聞いた櫻井は、ホンの…少しだけ 鉄のオンナの態度が揺らいだのでした。ハンカチを貸そうかな?とも思ったけど、かえって それは失礼だと思いヤメた。

本条は・・・この 櫻井に、終いの住まいを確保してヤリたかったのだろうと「信じたい」。。。

元気に観えるが 櫻井女史も もう後期高齢者だろう、管理人の仕事も失くした《老婆に》・・・社会で アパート1つ 借り受けるのも昨今の時代では難しかろうしネ。。。

どういう感情かは 正直わからない。でも、その一生を 三喜彦が生まれ育った 本条の家に捧げてくれたといえる そんな櫻井女史を、野垂れ死にさせたくなかったのだろうと そう信じたい。


しかし・・・櫻井は《坊ちゃまは なにひとつ犯罪など犯していません!》と言ったが・・・

それでも思う。。。やはり… 父親である 仁左衛門の死去に関しては、「なにかしらの」・・手を下していたのではなかろうか 本条三喜彦氏は??・・・

告白書の、その部分の記述が 妙に、その場に居なければ書くのは不能かと思われるほどに、【 真に迫っているのだ 】・・・


【 ジキタリス 】・・・地中海沿岸を中心に中央アジアから北アフリカ、ヨーロッパに20種あまりが分布する。一・二年草、多年草のほか、低木もある。園芸用に数種が栽培されているが、一般にジギタリスとして薬用または観賞用に栽培されている。

古代から切り傷や打ち身に対して薬として使われていた。1776年、英国のウィリアム・ウィザリングが強心剤としての薬効を発表して以来、鬱血性心不全の特効薬としても使用されているが・・・

反対に「ジキタリス中毒症」という、このエキスには 猛毒成分が存在して、不整脈や動悸などの循環器症状、嘔気・嘔吐などの消化器症状、頭痛・眩暈などの神経症状等・・


 そして 見逃せない・・・【 視野が黄色く映る症状(黄視症) 】がある ということで。。。

>《 それは本当か?? ワシには・・今ワシの目には・・・あの…ケイトウの花が、薄く黄色かかった 白色としてしか見えないのだが。これはどういうことだ!?》

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真っ赤な色で咲き誇る ケイトウの花びらを、一時的黄視症に陥った 仁左衛門がそれを視るなら・・・『赤+黄=薄い黄色 もしくは白』に見えるという 絵具での 色配合でのイロハ・・・。


そして・・《 おお サイダーがより 甘さと香りが増して美味しいな 》 ジキタリス液は、かき氷のシロップに ひけをとらないぐらいに「甘いのです」
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そして強力に 果実香も有しています。欧州の中世で このジキタリスの 甘味と香りゆえに発生する死亡事故が多発し、それにて取り締まりが行われるようにもなったと言われています。

100数十年前以前の欧州では、「毒殺アイテム」の筆頭だったとも。


ぶっちゃけ・・・【 あまりに表現がリアルではないだろうか??・・・ 】

空想のフィクションであるとも思えない…「その場に居合わせたからこそ」その リアリティーが有るとは呼べないだろうか??・・・

今となっては検証の価値も無いだろうけど、昭和の30年代頃? 本条家の あの庭の花壇の一角に、観賞用 ジキタリスが植えられていたとしても、本条家ならばダレも疑念など抱かないと思える。

後に ノーベル賞予備軍の科学者となった 本条だもの、咲いたジキタリスの花から 毒薬を抽出するぐらい、朝飯前に可能だったとはいえないか??・・・


 だけども。。。もうヤメよう・・・これ以上の詮索はネ。わたいは警察でも検察官でもない。
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        もうこれ以上、死んだ本条にフリ回されたくない…

もう あの本条三喜彦による 恐るべき告白書、それのバトンは あの 櫻井女史へ完全に渡したのだからネ。無責任かな?? でも【どうにかなるでショ♪】

今後の このリクめの課題は、【この《記憶》を1秒でも早く、脳内の 海馬界から消去することだ】・・・忘れて上げましょう それが本条への「供養」だ。


・・しかし、それにつけても『想う』のだ。。。本当は…たとえそれが疑似的にせよ、『家族が居る食卓』それを 誰より渇望していたのは ジツのところ「三喜彦」だったのでなかろうか??
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実母はもちろん、父親も 付き添い看護婦の櫻井も、奇矯なる双子の娼婦姉妹の事も、あの 三喜彦という、孤独なるココロを持ち続けた少年にとって かれらの存在は、

【替え難き 大切な《家族》】それであったのではなかろうか? だからこそ…それを奪い去る者、裏切る者それを殊更に憎んだのでは?


 夏の青い海を見下ろす庭に 風にそよぎ 今から盛りとなるでしょう ケイトウの花が、とさかに 深紅の色を誇らしげに立っていました。

三喜彦が あのケイトウが怖かったという告白書での表現、アレにもウソはないかも。だけど真相はわからない・・・迷宮なんだ。

暴きたてない方が良い迷宮。だって、ヒトのココロこそが《迷宮》そのものなのだからネ。

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 ・・・すべては あの ケイトウだけが知っているんだネ・・・

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     それにしても…綺音夫人は聖女だったのか?悪女なのか??


そうリクめは呟き、ハマの港へと戻るべく、もう2度とは訪れないだろう、南葉山 秋谷の屋敷を後にしたのでした はい。

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        《 完 》


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ケイトウの花だけが見ていた (中篇)

 描かれていた 本条氏による「告白書」は かなりの分量でした。

リクなりに 出来る限りわかりやすく、再編したモノをここに記します。


本条家は、長く 南葉山、正確には 横須賀市秋谷で 庄屋および網元として君臨した大名家で、
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清彦氏からしたなら 曾祖父は男爵の爵位を拝命する 貴族院議員っていう 文字通りのエリート家系で。


ただ みなちゃまもご存知のように、1945年の「敗戦」それによる 農地解放政策や、諸々の既得権廃止の事柄により、

さしもの名家 本条家も、ずいぶんとそれまでの資産や家作を減じてしまうって結果となり、
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清彦氏が物心つく 昭和20年代の後半には既に、すっかり落はくって程ではありませんが、

「モノ」として残っているのは 秋谷の広い家屋敷、わずかに残った他の不動産、それでも、「喰ってくのに必死」なんて状態には程遠い、

しがない庶民 労働者のレベルからするなら、羨まれてもしかりの、『ノンキに暮らしてやがる…』って陰で悪態つかれる生活だったと。

家作と 保有していた戦後有望企業からの株主配当で 悠々と暮らせた それが本条家で。昭和の20年代に 土曜日の夕餉には テーブルにビフテキが並び、メドックの葡萄酒が当たり前のようにあったという生活。
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三喜彦の父親 当時の本条家 当主である仁左衛門 氏は、県会議員を務めるヒトでしたが、

三喜彦が まだ4歳の頃、葉山から秋谷に広がる 地元の湾岸道路で、無灯火の上 飲酒、暴走していた 横須賀ベースキャンプのGIらが運転するジープにはねられ大怪我…命に別状在りませんでしたが、下半身不随 車いすの生活となり・・・
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それでも 敗戦国ニッポンの哀しさか・・加害者のGIらは、ロクに裁判も行われぬまま 当時最盛期でもあった 朝鮮戦争の38度線 最前線送りでチョン!

管理義務の米軍からは「賠償金500$」それですべては『無事に円満解決』って運びと。。。


下半身不随となった仁左衛門ですが、三喜彦が書き遺した表現によるなら…『不完全なロクデモない下半身不随』で・・・

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要は、動かなくなった下半身、だけども・・皮肉といいますか、【 性的機能のみは無傷だった 】のですと。。。


やはり、三喜彦の記述によるなら、仁左衛門の性欲は 以前に増して亢進されてしまったのだと。。。

もはや 議員の仕事も不可能となった仁左衛門氏は、気持ち的にスッカリと 世捨て人と化し・・・

さしあたって「するべき仕事も無い身」朝も起きだしては、朝食って以前から 「酒だ」「風呂だ」ってンな状態。。。

その風呂ってのも、下半身が利かない仁左衛門、それでも老齢ではなく、オトコ盛りゆえの 意地も有り、
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利かないカラダを引きずりながら、介添えとか 一切拒否して独りで済まそうって試みるものだから・・・

ぶっちゃけ 絶えず転んでは起き上がれない、生傷が絶えず、時に 浴槽で溺れる寸前になるって始末で。。。

そうしているうち、これまた「突如」・・・細君、三喜彦の実母 より子が心臓病で「急死」しましたそうで。

三喜彦が より遺伝が強いと思われる自身の健康を慮り、遺言を書き遺したのも このせいではないか?って気持ちも。
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           幼くして実母を亡くした本条氏

元々の心臓の持病があったせいでしょうが、事故により 皮肉に亢進されてしまった 仁左衛門の性欲を一手に観に受け手の事と・・・

やっぱ・・精力的に動き回っていた 壮健な夫が急な事故により、《カタワ》と化し、ズっと家の中に「くすぶっている」それへの心的ストレスは多大であったろうと清彦は書き遺しています。


しかし・・葬儀も済んで 状況を振り返りますと、細君が死んだことにより、この秋谷の広い屋敷には、下半身不随の父親と、三喜彦が居るダケって「在り様」。。。


女中っていうか、かなり年老いていた「ばあや」は近所から通いで 早朝から深夜までいてくれる関係で、炊事と洗濯等には困りません。
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         財産だけではどうにもならないのが家庭ゆえ

でもやはり、「一家にオンナ手がナイ」ってのは、なにかにつけ面倒が生じていたようで。


鎌倉の 小町に今も現存する「清川病院」そこの伝説の名医 清川謹三と懇意だった仁左衛門は、仁左衛門専用の看護婦を雇い入れるゆえ、世話を依頼したそうで。
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ですが 謹厳な清川謹三院長は、仁左衛門の今の状況と、亢進された性欲を考慮し、「謹厳実直」であり、「なにより頑健」そして…言いにくいですが「♂として その気にならない」・・・

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       実用100%の櫻井を紹介

リクめの応対に出てきました《櫻井》という看護婦を仲介したそうで。

そうやって、「表向きの面倒ごと」はカタがついた。しかし・・・一向にナンの改善もされないままなのは 仁左衛門の「性欲の処理」で。。。


ようやく小学校へと上がる 三喜彦の記憶によるなら、住込みで 看護婦の櫻井が一種の疑似家族となった と・・同時に。。。

屋敷には、さらに・・・【 ふたりの 若いオンナ 】・・それが同居することになっていたと。。。


鎌倉ってのは、ご存知の如く 旧い観光地として、性的風俗などとは無縁にも思える 見た目 清廉な土地ですが。

それでも、江戸から明治にかけての 江戸っ子の観光「江の島参り」江の島観光を終えてから帰途に就くって前には、

藤沢街道沿いには、リッパに(?)遊郭があったそうで。はい。

江の島にて 弁財天拝んで、帰りの藤沢では ベツの 観音様拝むって感じですわナ いひいひ♪


仁左衛門は そこから、早いハナシが「カネでもって 見受け」したんですナ。若いオンナふたり・・奇矯なことにそれは「双子姉妹」で。。。
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「ただ独りじゃつまらん」ってダケではなかったような・・・三喜彦は優秀な研究者だけあって、父親の一種《異常な捻じ曲がった性癖》それについて言及していましたが それはココでは割愛します はい。

その双子姉妹、今も生きてても不思議でない歳だとは思いますが、「その後の」生死は不明で。

三喜彦いわくに、昭和恐慌で借金のカタに遊郭に売り飛ばされたって娘ららしく、彼女らは「文盲」だったと。

幼い三喜彦が 彼女らに読んで聞かせる童話や絵本に聞き入り、「坊は偉いねぇ…キチンと文字が読めて」って、少し悲しげな顔でいつも誉めてくれたと。
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しかし「その代わり」ってのか?? たぶんに幼い時分より 業者らにより 仕込まれたであろう「性技」については、三喜彦いわく「スゴいものがあった」そうで。


ほぼ 日中夜間を問わず 屋敷の外にまでも響き渡る 双子姉妹の嬌声 笑い声 喘ぎ声・・・

付き添い看護婦の櫻井は、良く言えば「寛容」悪く言うならば「あくまでビジネスライク」で、仁左衛門の「ご乱行」については、見えてない、聞こえない姿勢を貫いていたと。

三喜彦自身『ついには《それ》は 家にとり、ワタシ自身にとっての《日常》と化し、なんの違和感も抱かなくなった。地元の人間らは、近くを通りかかると 耳をふさぎ顔をしかめ 足早に走り去るようになった』と。


・・・思い描きますに、まさしく「異常な空間」ですが、【それでも そこそこ】…本条家としては、平和であり安定した期間だったと云えて。。。


「思わぬ騒動」が起きたのは・・・その 2人 + 3人での奇妙な同居生活がはじまって 2年になろうかという時期で。

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双子の姉妹それぞれが・・葉山の猟師の兄弟、それまでにも時折、腰越の魚市場から、鯛やハマグリ、アワビとかを 本条家に納入していた出入りの猟師の逞しい体躯の兄弟それと「駆け落ち」してしまったのですと。

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クルったように 仁左衛門は4名に「追手」をかけましたが、正直、ドコへシケ込んだかの 目途はついているにもかかわらず、

マジメに 真摯に探索をするカネで雇った人間は居なかったのだと。それはそうっていうか、性欲にクルったカタワの壮年・・

最近では 怪しげな各種の精力剤、ついには…ヒロポンにまで手を出しているって もっぱらのウワサの 云いますならば『怪人』・・
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不具と化しても 色ボケだってことで 見下されていた気配もアリアリのうです はい。


いかに学がナイとはいえ、若い婦女子にとって、ンな怪人と、颯爽と逞しい若い猟師とドッチがイイか?ってなら 答えは明白。。。

2月後には、ニヤニヤしながら オンナらと逃げた兄弟は、葉山の漁港で見かけるようになり、地元もそれを受け入れて。

兄弟にしてみれば、本条家という 大得意先を失った訳ですが、ぶっちゃけ『単に それダケのこと』・・・

若く綺麗なオンナ ゲット出来たのですから 言う事も無し♪で・・・。

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・・・で、ココからが リクと八百政ともどもに 思わず『う~ん・・・コレは・・』って、唸ってしまった記述へと入ります はい。


 ワタシ三喜彦は、そんな《かれら兄弟》が許せなかった。。。

かれらは あからさまに「いんちき」を繰り返していた。腰越市場よりの逸品だと偽り、我が家へと納入する鯛やヒラメ アワビのそれは、

価格としても格段に落ちる、秋谷のすぐ隣の 佐島の漁港で仕入れた「それ」だったのだ。

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            当時の佐島港は格段落ちの二流港で
             
「そうであること」を父は知っていた。それでも、それが佐島であろうが 腰越であろうが、上空から俯瞰するなら 同一の相模湾、同じ海よりの産物であり、味にたいした変りなどは無いと。

先の大戦で父親をはじめ、上の兄らをすべて失くした兄弟を 父は密かに支援しても居たのだ。兄弟は その気持ちを裏切ってみせたのだ 身体の不自由な父のことを嘲笑い・・・ それが「許せなかった」。


その当時 小・学生だったワタシは、1年後に死んでしまったが 犬を飼っていた。

夏の 明けきらぬ ごく早朝に、その犬を連れ ワタシは葉山の漁港へと向かった。

子供の目にも 相当の中古品、ボロっちい 兄弟のいつも乗っている 小さな漁船あそこへと着いた。まだ地元漁師が起きだすにも早い時刻だった。
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ワタシはズボンのポケットから「あるもの」を出した。それは、家に出入りする大工職人が置き忘れた「糸ノコギリ」だった。

地元公立小・学校に通っていたゆえに、ワタシには知識として《小舟の弱点ポイント》についてのそれがあった。

焼き玉エンジンの 昭和30年代の粗末な小舟、小さくとも流石はプロの大工職人が使用する道具です、いとも簡単に 糸ノコで 底板部分には穴が開き・・・

細めの茶筒ほどの丸い穴に、ワタシは持参した もうひとつの「あるもの」・・それは《塩化マグネシウム》要するに 豆腐製造にも使用する《ニガリ》圧縮機械で極限まで固めた、それを穴塞ぎとして「詰めた」。

3時間もするなら、塩化マグネシウム、硬く固められた「それ」は、海水の浸透圧により溶け出す 完全に。。。

はっきりと自覚していたと記憶する それがワタシにとっての、父を裏切った兄弟への「復讐」だったと。

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 ちなみに その朝…いつも通り 漁へと出かけた兄弟の船は 2度と漁港へは戻らなかった。逃亡した 双子の姉妹の消息も未だ不明であることを申し添える。


その後 どういう経緯であったのか?子供だったワタシには判然としない。近隣のウワサでは、またもや父親がカネでひっぱたいてモノにしたのだろうって、囁かれたようだが真偽はわからない。

唐突に 父は再婚した。かなり年下の花嫁。父との歳の差よりもむしろ、ワタシ三喜彦との歳の差の方がより近しい、当時 二十歳を少し過ぎた程度の ごく若い 女性で。
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義母にあたる その人は「よいひと」だったと記憶している。そして なんとも なまめかしく かつ 美しい・・・


 「それが」・・・ある意味で 最大の問題だったのである。。。

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父も 看護婦の櫻井女史も 考えが及んでいなかったのだろうと推察する。かれらにはワタシ 三喜彦が既に【 オトコとしての《性欲》が芽生えていたという事実に 】。
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「新しい母親」というよりも、ワタシ三喜彦にとっては、完全に《妖艶な性的魅力を発している【♀】》それが 我が家の日常風景に飛び込んできた。

多少 ませていたと自覚するが、もはやワタシは、以前の双子姉妹と父との嬌態をやり過ごせる程の 性の知識も無く 純朴だった少年では「なかったのだ」。。。

初めて覚えた「手淫」、それの妄想の「オカズ」も 母だった。いつも毎日細やかに、父とワタシの世話をしてくれる母。

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ワタシは彼女に対し、もう既に 心の奥では、子供ながらも淫乱そのものの妄想を始終 抱いていることを 意識してけっして悟られないように最大限努めた。

そうしないと、ギリギリ・・まるで やじろべいのように、必死でバランス、均整を保っている我が家は 無残に瓦解してしまうだろうと思ったからだ。
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小・学生の息子が 既に 薄暗き性欲に毎夜毎晩 身悶えしていることを 絶対に悟らせてはならないと。。。


庭に面した物干しから幾度か、母の下着が盗まれた。パンティー、ショーツなどという名称よりもまだ、「お下履き」と称されていた時代の なんのこともないただの 白い婦人用のブリーフでしかないが。

無論というか 犯人はワタシだった。かすめ盗った 母の下履きを ワタシは狂った想いで、妄想、手淫の欠かせぬアイテムとした。行為の果てに 精を下着に向け放出するたびに、
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ワタシは妄想として完全に 母を征服、父のオンナを寝盗ってやったかのような 勝ち誇った想いに酔いしれていた。


だが・・・ある意味で 最悪に「恐れていた」・・・怖ろしき事実が露呈してきた。。。


清廉であり 貞淑で 清らかだと思っていた「新しい母」の、隠されていた もうひとつの【 暗黒面 】。。。

ワタシは目撃してしまった。どうして?目撃したかについては説明を要するので割愛するが、家の屋敷が広かったせいもあり、死角はいくらでもあったゆえと云えましょう。

「1人目」は・・・今でいうところの《リフォーム会社》、大正期に建てられた我が家を破損や損耗の箇所を修理及び管理をいたしていた関係の会社の30代の営業員。

そして「二人目」は、屋敷に出入りの《庭師》庭師親方の助手で、親方の遠縁であるらしい 二十歳前後の若者。

滅多には家人も来ない、建物の死角とも呼べる、廊下の奥のスペースや、仏壇部屋、箪笥部屋といった場所で その秘密の逢瀬は繰り返されていた。
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ではどうして?ワタシ三喜彦がその事実を知りえたのか? 最初のキッカケは、当時の少年層に流行していた「忍者ドラマ」それの影響でしかないのだが、

暗い性の意識が芽生えてからの それの行動は、やはり当時読んでいた 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」だと思う。

体重は軽く、かつ身のこなしには自信があったワタシは、折々に 天井裏へと忍んでは、目的は 言うまでも無く 母の裸体とかを天井から 眺める事。
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当初は 母の裸体、細身の骨格に似合わないぐらいの豊かな乳房、そして 白壁にこうもりが止まったかのように観える 漆黒の陰毛…それさえ目撃できるならば それで目的としては満足だったのが、思うならば 次第に「その行為」が病的にエスカレートしていったのだろうと思う。


そうした折、母とオトコらとの不貞行為を目撃してしまった…。そしてワタシは、母の二面性を憎むことよりむしろ、母を「奪い取りモノにしてやりたい」・・その気持ちがどんどんと強くなっていったのだ。
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それだけでは済まなかった。少年のワタシにとって、正直 理解できなかった《異常な様相》・・・お抱えの看護婦だった《櫻井女史》と母の【レズビアン行為】。。。


いつものように、天井裏より睥睨しているなら、母の寝室へと櫻井が入ってきて 《奥様 肩がお凝りのようですね。マッサージして差し上げましょう》と。

うつぶせに伏せている母へマッサージが続き やがて《ああ気持ちいい、ずいぶん楽になりましたわ櫻井さん もう結構ですから》と母。

そうすると櫻井は不敵な感じに微笑み・・《満足した?それじゃあ今度はあたしを楽しませてよね》いきなり 乱暴な感じで母へと覆いかぶさったのだ。
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さすがに動転したらしい母が《どうしちゃったの??櫻井さん。やめて、いけないわこんなのって!》っと拒否を示すと 桜井は激怒して、

櫻井はドスの利いた怖い声で《自分でもわかっているんでしょうが!アンタのカラダそのものが、周りの人間すべてを狂わせる そんないやらしい妖気を放っているのよ!まだ子供の三喜彦坊ちゃんだって、やがてはアンタのカラダの虜になるのだわ 違いない》と。
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そして櫻井は乱暴に 母の着ていた夏物 薄い浴衣の前部分を押し開き、母の両の豊満な乳房をオトコみたいに揉みしだいては、

顔を乳房に押し付けて、桃色にけむったような乳輪を丹念に舐め上げ、愛撫に応じ 屹立したピンク色の乳首を吸い上げたのだった。

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《ああ!やめてください!いけませんわ こんな!・・》混乱し 身悶えしている母、屠られる直前の草食動物を観ている気がして ワタシの心には、狩人のような残酷な征服観念がもたげたのを記憶している。

やがて・・櫻井の手は、母の下半身、漆黒の茂みへと伸び、母の抵抗もそれまでだった。。。同じ同性、2匹の蛇がうねるような 異常な行為を眺め降ろしながら、ワタシは大量の射精をした。


・・・なんだ・・狂っていたのはボクだけではないのじゃないか。この家にかかわる人間らは全員が狂っている・・・もう遠慮なんてするものか。。。

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            若き悪魔 ここに覚醒す か・・・  後篇へと続きます





ケイトウの花だけが見ていた (3部作 序篇)

 神奈川の保養地として有名な「葉山」
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正確には、海水浴場が有ります 長者ケ崎を東方向に行くなら、そこは 横須賀市の西部地域となります。

M・ジャクソンがお忍びで宿泊したことで有名な 南葉山ホテル音羽ノ森 も、正しくは 横須賀市秋谷1番地で。
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ユーミンの曲のモチーフとにもなった 景勝地「立石公園」の方角へ 海岸線をとことこ歩きますと、進行方向 右側に広がる海へと降りる かなりに急峻な、坂というより むしろ崖に近い、目的地はスグにあたりが付きました。


その 海へと降りる急な坂の中間に、「かれ」の生家がありました。
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JR逗子駅への 京急の定期バスも通る 上の道路からは、そんな屋敷があるとは思えませんが、かなりにゆったりとした、いかにもの 名家、お金持ちだという事が明確に理解できる 木造平屋建ての旧家。

海を見下ろす 広い庭の片隅に、正直 毒々しいぐらいの 鶏頭の花がほころびを見せておりました。

 「失礼いたします。お電話で連絡をしました者ですが」

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会社での肩書ではなく、その日は『横浜●●協議会からの使いとして伺いました 港のリクと申します』

薄日が入る 長い廊下の奥から 対応に出てきたのは、60代半ば?失礼ですが 美女って感じではありません「女性」。

ただ、『なるほど…家の使用人として このような女性が居たならば、そこの家人はいつも安心していられるな』と思わせる、
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  名バイプレヤー女優「アイリーン・ブレナン」のようとでもいうか

やや骨太であり筋肉質、女性にしては低く太い声、多少の事ではギャルのようにきゃあきゃあ!と動揺したりしない、ある意味での 威厳と「頼もしさ」っそれを感じさせる女性でした はい。


その女性は「本日はご苦労様でございますね。」そう軽く会釈をして。「わたくしは、先代の旦那様の付き添い看護婦をしておりました《櫻井》と申します。先代の亡き後は、ご遺族の要請で、この屋敷の管理を拝命しております」と。

《文学的なモチーフ》にも十分に値するでしょう 海辺の旧い屋敷。でも…この先はどうなるのかな?? だってもはや・・もうこの屋敷を継ぐ継承者は【 途絶えたのだから 】。。。


「本条…三喜彦サンが、ご存知のように 突然・・・《ブルガーダ症候群》で急逝なさいまして。。。」

※ブルガーダ症候・・・心筋梗塞、狭心症、心不全等の所見が認められないのに心室細動を生じる疾患で、夜間に心室細動の発作を起こすことが多いとされています。
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多くの場合は一過性の心室細動を生じるだけで元々の正常な脈拍に戻り、一時的な症状で終わるのですが、希に重篤な不整脈である心室細動により失神し、死に至ることも。

旧来 これに類似した症候は《ぽっくり病》とも称され、このリクめが 大学時代に組んでましたロックバンドのヴォーカル、リーダーが、それの発病で亡くなった過去が有ります。


「本条三喜彦」世界的有名…には正直、「惜しい!今一歩足りない」産業機械研究分野における、世界的科学雑誌では ある程度その名が知られた「研究者」でした。
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        いつ観ても 地道に研究をしていた本条さん

国立大の工学部在籍中に 恩師の勧めで単身渡米、殆ど出来ないに等しかった英会話をマスターする頃に、留学先の米国にて 資質を買われ 州立大の著名な教授の研究室の助手の職を得て。

そのままずっと 帰国せず、いくつかの研究室、機関等を変遷しながら、地道な研究を続け、次第次第に評価を得ていたって、そういう まさしく研究肌の御仁で。


それが上記のように「突然死んじゃった」。。。まだ 還暦をホンの少し過ぎたぐらいの歳だゼ・・


しかし「ナンで?」そのヒトの用事で、同じ職場でも ましてや懇意でもありません このリクめが、南葉山まで来訪したかといいますなら。。。


例の、「ハマの協議会」が、3年ほど前でした、当時 ボストンのとある研究施設で 副チーフをしていました この本条氏をヘッドハンティングしたのです はい。
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          少人数ですが「助手」も居て おだやかなヒトだった。。。

ハントの理由は けっして日本人だからではありません。正直、他の候補者一覧からしますならば、ぶっちゃけ 本条氏はダークホースに過ぎなかった。

中には ノーベル賞候補常連の技術者・研究者も居ました はい。本条氏は 三番手以降の候補でしたのは事実で。


で・・・協議会の上層部が、具体的にダレ選ぶべえか??って、最終選抜の段階になって、【 議長が 】…『オメエはどう思うよ ああ?』って、

内密理に意見を聴取したのが、ぶっちゃけ 我が チーム暁の《夜逃げのキンさん》で。
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キンさんの議長に上程した意見『カッコ付けで 著名な人間選ぶのはヤメにしましょ~ヤ議長?特定の多国籍企業の手垢がつき過ぎてる研究者もパスです、成果横流しされて終いッス。本当の意味でマッサラでピュアであり、今後の成果も十分期待できる・・・オレっちが推すのは《本条》ですわナ』っと、

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この一言が「よし決定!」っとなったのでした はい。

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       本条氏とリクは「大学つながりの仲」ってことで

リクめが 週イチで 寄付講座で出かけてます大学、そこの研究室スペース それを協議会で借り受け、

米国時代よりも 遥かに恵まれた雇用条件で 本条氏を迎え入れ、「これからだ」って、そんな矢先で 惜しい人材を協議会は失ったと。。。

それゆえ・・正直ゼンゼン親しくなんてしてません、リクめの講師控室は、本条氏の研究室 それと、パーテーションで区切られたエリアであるだけって関係性。

時たま カオ合わせても お互い「あ ども」「おつかれさまです」って、短い挨拶を交わす それだけの関係。。。
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          大学工学部で講義していた本条氏なので
       ささやかではありまますが「大学葬」と相成りました


  それにしても・・・やっぱ《予兆》っていうのは、ダレにもアルのだろうか??

その日も、講義を終えたリクめ、そして研究作業に ひと区切りついた本条氏が 偶然、同じタイミングで、研究室の電気を落とすって際でした。


唐突に 本条氏がリクに向けて「リクさん。この後のご予定はなにか?」って問いかけて。。。

『はぁ…珍しい事もアルんだなあ。。この無口でヒト付き合いも良くないジミなヒトが』って思い、「いえ ま、帰るまでにジムでも寄ろうかなってぐらいで」と答えますと。


本条氏「もし…よろしければ 付き合っていただけないか?でも誤っておきます。ワタシ 完全な下戸で、サケ飲めませんので(笑)」

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          まず!普段なら近づかないエリア(^^;

ってことで、夕暮れの時間に 大のオトコ2名で、下戸で甘党とは聞いてたが、本条氏に付き合い、最寄り駅付近の、OLや女子大生で賑わう スイーツ・カフェにて『お近づきの一献』ってハメに(笑)


向かい合ったテーブル席で 唐突に 本条氏が・・「これ…長い手紙というか、備忘録というか、《告白書》でもあるのだけど・・・しばらく、あなたに預かっていて欲しいのです」って。。。


 本条氏は云います。

申し訳ない。本来 こんなテンテコなお願いをして許される関係それでは リクさん、あなたとの間には無いってことは重々承知してますが ええ。

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         正直『晩メシ前にケーキなんざ食えるか!』だった…

でも冷静に考えましてもネ、《預けておくべきヒトが周囲に見当たらない》のですよ このボクにはね。。。

ずっと米国に居続けてたせいもあって、この国内にはもう、心置きなくつきあえる友人は居りません。

60過ぎの今まで、1回も結婚とかはしてませんしネ、出身の 生家とはもう何十年も縁が途絶えたまま、ぶっちゃけ 実の父の葬式までも帰国参加なんかしなかったってボクで。

そう 完全にボクって《根無し草》なんですよ。それでも 迷惑至極なんですが、受け継ぐべき資格っていうか、義務がある生家もある。。。
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今ネ、ボクがポックリと逝っちゃったとしますならば・・シャレではなく、身寄りも無いボクですから、色々と多くの人に迷惑をかける。

で、弁護士に云われたのですよ、《イザって際に備えて【遺言】書いておけ》って。また こうも云われた《言いにくかった事柄も、隠さずに文面で書き残しておけ》ってね。

財産分与なんてのは、正直ナンのこだわりも有りません、法に則って処理してくださって結構。国庫に行こうが興味なんかない。


むしろ・・・《告白しておきたい 過去の【出来事】》・・それが どうにも気になって、縁起でもありませんが《死んでも死にきれない》のですよ ええ。
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でも…スゴい勝手なんですが、今スグに、その《過去の悪事》が露見すると ボクとしては誠にもってバツが悪いのも事実で。。。

ええ 正直、かなりに 恥ずかしい内容が含まれてもいます。ですから、リクさん 出来るならば、ナンも起きないうちは、開封などせずに、

1年間・・・1年でイイです。《もしも》って際への準備として、リクさんあなたに この書面を預かってて欲しいのです お願いです!


 っと。。。わたいですが、そりゃ…『なんヤ このヒト ヘンな御仁やわなぁ・・』って思いましたよ ええ。

もう2年になるか、週イチで カオ逢わせてるのも確かやし、存在も お互い確認しているって仲。

だけど、結構に大事な内容が書かれているだろう、ンな大事な書面、正式な意味で ダチでもなく、同僚ですらない、わたいなんぞに「それ託すか??」。。。


でも 同時にこうも考えられた。縁もゆかりも無い、1ミリの利益共同者じゃあない、ストレンジャーであるリクだから、安心して委託できるとも。
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          一切の利害関係がナイ「リクだから」だったのか…

おそらくは 本条氏が述べる《過去の告白》ってのには、相当に込み入った事情と、驚嘆に値する内容が書かれているかも。。。

正直 この書面を預かるリクには、それによる利益なんかは微塵もナイ、《だからこそイイのかも》。。。

少しも《仲よく交流》なんて、今の今まで少しも無かったが本条とは、本条が生きて暮らしている その「空間内」で、

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同じ場所で 同じ空気を共に吸っているって、その時間と回数となるなら、この 港のリクこそが、保管代理人に選ばれてしかりなのかもって。。。


で、書面を託されて 約束の通り、自分用の貸金庫で保管し、開封もしませんでした「それから4月後」

ホント 「突如」。。。ブルガーダ症候による 突発的な心室細動の発作を起こした本条氏は還らぬ人と。。。


で、当然ですが わたいは、本条より託された「書面」を貸金庫より受け出し、本条に 遺言作成を勧めた弁護士のヒトに連絡をしました。

そうしますと、弁護士は、「いったんそれを開封して、ご面倒ですがリクさん、あなたが全文をまず一読してください。」と。

そして「資産に関する相続には一切の権利も関係も無いアナタであるから、数字にまつわる内容を閲覧されようともなんら構わないでしょう。問題はむしろ…本条さんが書き遺した《過去の告白の部分》それだと思う。研究肌で世離れしたヒトでしたが、本条さんにも それぐらいの常識も判断もあると信じます。おそらくは、枚数で分けて書き遺しているでしょう、リクさんのご判断で、遺産相続にかかわる部分 それ分けてワタシへ寄越していただけたなら幸い。込み入っている部分については、とりあえずアナタ自身の判断に委ねます」と。


それで「開封」して一読させて貰った訳なのですが、予想の通り 相続等の事案についての部分はキチンと分けて記載が完了しており、

そっちの部分を早急に弁護士へと速達で送付し、【問題の】・・・『我が告白』って部分を読む。。。
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 ぶっちゃけ・・・そこには さしたる証拠に基づく犯罪に匹敵するような具体的事実等は無く 淡々としたもの。

完全な第三者でありますリクにとっては『そうですか』で済まされるレベルのものでしかなく。。。

しかし・・・角度を違えて読むならば 「それは」、本当に「トンデモない告白」でもありましてネ。。。

だけども・・・『だからかっっ!こんなワシに託したって訳はそれなんだ』そういう 見逃せない内容が それには書き連ねておりましてネ。

盟友の 八百政にも読ませて相談しました はい。八百政が曰くにも、『正直なところ、この中身が広く世間に喧伝されるのはよろしかないだろうネ。やはり、託されたリクさんが、関係遺族と直接 逢って、《で?どういたしましょうか??》って、打診するべきだナ』と。


小説やドラマ、映画に出てくるような、《衝撃の内容》でも無い。ユルい内容の「告白」

しかし、正直 「それに描かれた世界観」の中身には、ゲップが出るような 淫靡でもあり エグい、まるで 野生の蛇の 乱交にも似たというか・・・

迂闊には 見逃せず、かといって他言も憚られる内容が 記されていたのでした はい。

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   そしてこれから「迷宮への旅」が始まります はい


イワンのばか

「鳴り物入りだった あの大商いのプロジェクト、どうやら■■海運、決勝戦で敗退したようだってね・・・」

「ああ聞いてる。・・・ってか、腕と度胸の手法ってのが、もう時代にそぐわなくなってきてるって思わん?
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「港のリクの神通リキも どうやら。。。これからは あの・・ハーフなんだろ?《ハンス》の奴。いよいよの時代到来かな?」

「じっさいアタマいいって。ウォ●マートに、アマ●ンって、外資企業の庇護を受けつつ、それでいて完全なフリーランスの自由闊達な動きって・・・21世紀のバイヤーの新形態だってもっぱらの評判だし」

「時代が変わっていく その瞬間にオレら 立ち会っているのかねぇ??」


港のリクのような 凡才絵に描いた人間には 縁がない称号ですが、時代の折々には それぞれの業種・業界で、《旋風児》と称されます、突如として 目立つ 期待の人材が登場するものです はい。


上記の会話に出ました《ハンス》もちろん ハマの港での 通り名ですが、ドイツ系の祖父を持つ 正確にはクオーターのオトコ。
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アングロサクソンの血脈ゆえの端正な顔立ちと スラリとした 筋肉系細マッチョ。かなりの頭脳を有しているようですが、それだけではない。

文武両道、大学時代には 柔道中量級クラスで 五輪強化選手一歩手前までエントリーされていたという、まさしく《猛者》。。。
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わたくし リクめの あくまでも個人的な見解でしかございませんが、世に《格闘技》と呼ばれるモノいくらもアリますが・・・


わたいもカジってますが、《空手》《合気道》ってのは、ぶっちゃけ・・・どないに譲歩してもだ・・「最強の格闘技」だとは思えない。。。

「最強」ってことに関してですが、その最強って《指標》は、けっして1つの競技や格闘技がそうなのではなくて、

あくまでも《個人の問題》、それも・・《その瞬間における 当日の天候、疲労度合いや 健康状態》まで含まれる 「1つの運」それが作用するもので、けっして不動でhがありえないと思うのです。

《ボクシング》にしても、ホントの意味で格闘技だと言い切れるのは、ぶっちゃけ ウェルター級よりだとも思う。悲しいかな 軽量級のボクシングとは やっぱ・・ディフェンス技術がメインであろうと。


「格闘家」としての才能は、武道選手でなくとも、リッパに転用可能 花開きます。野球をはじめとして、バスケットの選手や陸上選手が いわゆる「殴る蹴る」覚えて 一級の選手になるって よくありますしね。


ただ・・・こういった範疇でも、まさしく「侮れない競技」それこそが 相撲、そして・・・《柔道》で。。。
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     大元は合戦での『殺人技』あなどれない・・・

『ええ?柔道はアクシデント以外 流血も少なければ、投げて 極めて終わりだろ?』それは間違いではないですが『 浅い 』。。。

《タタミでそれは行われる》ってこと失念してる・・・。185cm 80kgの 元五輪銀メダルの柔道選手、その人物が繰り出す《体落とし》、リクめ実際に 身を以て体験したことがあります。

タタミじゃないよん・・【固いアスファルトの上で】・・・ぶっちゃけ ああいうのは2度とゴメンであります。

柔道とは けっして健康体操ではなく、元は《殺人技》だってのよくよく理解できましたゼ。受け身をアスファルトでとってみなさいって。。。カラダの半身 一面にドス黒き青アザ2週間は消えません。

10秒ほどですが 完全失神しました。恥ですが かなり盛大に失・禁しちまいましたしネ。「腕におぼえあり」のわたいですら そうだった、大袈裟でなくトーシロが柔道の達人に、アスファルト上で投げ技かまされたなら《 死にまっせ 》。。。
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その第一級の柔道経験者が「殴る蹴る」を覚えたなら・・・リクめが「プロレスラー最強」を 坂口セイジと 小川直也 だって唱えます根拠は「そこ」なんです はい。

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その日の作業終わりに、本日の作業の反省会および 明日の作業の確認、簡単なミーティングをチームで行います。


「あ~~あ・・しっかし!惜しかったよナ。。例のプロジェクト企画・・・。もう・・もう あと一歩!だったのに、見事ハンスに油揚げ攫われた・・・」っと、悔やむ ロテ公。

「しゃあないがナ、下された結果ヤ。責任はすべて 使えんアホ親方のワシや。キミらに責任はないけん」っとわたくし。
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カズホが「・・・情報が事前段階で漏洩していたって気がしてならないのですが・・・こっちとしての出方を予めハンスにキャッチされていたとしか思えない・・・」

ショーゴも「そう思えます。我々の構想の中で 正直《弱いかな?》って そう思える部分を 見事にクリアしてたハンス側のプレゼン、偶然とはどうも思えないっていうか」


わたいは「だが、ナニもすべての勝負がコレで終わったわけではあらへん。今後も延々続く。そういった 疑念の気持ちを抱いて、身内を疑うのはかえってマイナスを積み重ねる そう思わんか??」

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で・・「ま・・次に 捲土重来 目指そうヤ。今日はもう解散。おい《湯田》オメエもPC早いとこ切り上げて帰れヤ」若手に そう声をかけ その日は終わって。



翌日・・・『リク部長、イシマル交易の社長さんがお見えで 談話室でお待ちになってます』っと。

上記のプロジェクトとは別件ですが、ぶっちゃけコレも、あのハンスに 見事、おいしい部分攫われた 思い出すと正直 悔しい、負けた一件 その取引企業の社長が 今更ナンの用だろか?


イシマルは 早口で切り出しました「いやサ リクちゃん。こないだは恥かかせる結果になって悪かったが、やっぱヨ・・・こないだの取引なんだが、もうイッペン おたくのとこの世話になれないかなあ??勝手なのはわかってるが十分に・・・あの《ハンス》なんだがヨイマイチ信用に値しないんだ ああ」と。


・・・勝手なことイってやがんナ この御仁も。。。たかだか1円に満たない 僅か数十銭の手数料提示に目がくらんで、10数年のつきあいのウチとこ社を「切って」ハンス選択した 「吝嗇漢」めが・・・。
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それに知ってるデ・・・てめえとこの ぶっちゃけ 行遅れてる 一人娘、それが あのハンスの野郎にぞっこん 岡惚れして《パパ ハンスさんを選んであげてっ!》ってネジ込んだハナシ 港界隈で知らんヤツおらへんデ。

ほんで・・・イザ 契約が締結されてから、娘の言い分《急にハンスの態度が冷淡になった(泣)》って。。。ショーバイ人のセールストーク マジと捉えてたのかって てめえの家 鏡あんのか?(笑)


 「それは・・残念ですが【 お断り 】します はい」キッパリ言いました はい。

イシマルは途端に激高しながら「なんだと!?断るだぁ?? じゃ・・じゃあ!このハナシ 他の大手商社に持ってくゾ いいのかっ!?」
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「どうぞ。。。但し余計ですが、以前 ウチが提示した あの価格、それの根拠は、要するに《社格と使用人規模の問題》・・超大手さんのとこに比較するなら、ウチは中堅、食わせにゃなりません 社員数が少ないがゆえに《あの値段》を お出し可能でした。今の段階でほかの大手筋当たったところで・・ウチの社の査定を上回る値段はほぼ有り得ないかとも。あのハンスと取引続けるほうのが お得では??」

「だったら もうイイっ!!」怒って出て行きやがった。

あんなヤツ未練はない。それに 舐めないで欲しい。街の古本屋 そこに古書とか持ち込んで、査定の料金に納得せず 他の古書店をまわるとする。

そしたなら、さっきの店より もっと低い数字しか出なくて・・・サイショの店に《やっぱおたくで買い取ってくれ》って、そう再び訪れても、店の店主はクビをもはや縦にはふらない そういうものだ。
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「小・便かけられた」ってんだ ああ。商人にはナ、たとえ どんだけか規模が小さかろうと、『商人としてのプライドと矜持』それがあるのだ。それ無くしてヤってられっか!ワシはカネの奴隷でも亡者でもあらへん!
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    カネの為 プライド捨ててヤってられっかいっ!!


 ・・・それにしても チョイと 気になる点がある うむうむ・・・。


ハンスがその名を響かせはじめたのは、ぶっちゃけ 3/11の直後からでした はい。

それはそれは見事な手腕であったと評価できます。ハンスはあの災害直後に 孤立無援 単身で中東やアフリカ、そしてロシアへと飛び、
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不眠不休の働きでもって 原油と天然ガスのスポット取引、大型タンカー20隻分の買い付けを成功させ、

恥ずかしながら リクめも中東で この「スポット買い」をば実行した経験アリますが、ぶっちゃけ、国土小さくとも、1億人以上の国民がいる 日本という国の「消費」って点では、正直「たいした分量ではない」・・・

しかし ハンスが まさに優秀だったのは、こういった一連の活動を インターネットを軸とし、世界中に発信した「それ」に当たります はい。それにより「ガソリンパニック」は未然にっていうより、最小限 ごく短期間で済んだ。
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          一躍の 若きヒーローの誕生

それにより、あの不幸な3/11ですらを 己らの儲けの対象として考える、一部のワルい商社や、ハゲタカみてぇな 投機筋、それらの連中の、買占めと投機行為を未然に防ぐってか、世論を背景に「実行不可能にしてやった」♪

 ・・・その頃の ハンスは マジでもって《神》だった・・・が。。。


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チーム「暁」の幹部会。カズホ ショーゴ ラン ロテ公 女子では ホセといった面子。


リク「ホセなんぞも、入社してスグやったから憶えてるやロ?3/11直後のあのハンスの抜群の功績は まさに《神》やったわナ?」

ホセ「そうですね。あれによって ハマと神奈川は、ずいぶん 安堵感を覚えたと思えます」


ラン「たしかにそうだった。だが・・・英雄は突如現れるっていうが、ぶっちゃけ・・・あのハンスって奴は、ワルい言い方だけど《ドコから湧いて出てきたんだ??》そこがどうにも不明だよナ?」

ロテ公「…なんでも 元はアイツ、政府系シンクタンク出身の人間だべ?その後 渡米して、いくつかの企業渡り歩いたとも喧伝されてるが、不明な点少なくないよ ああ」

ショーゴ「《工作員疑惑》ってのも依然アリますよねハンスには。政府ではなく、例として 世界的多国籍企業、ネット通信系大企業の尖兵だって説も・・・」

カズホ「・・・だけど どうかなあ?? みなさんと違って オイラなんか学も教養も不足した野良犬じゃん?だから《それゆえの直観で》思うんですよ、案外とあのハンスって御仁は 要するに《一発屋》なんじゃないか?? ってネ」
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        カズホのシンプルな考えは、案外『正鵠突いてる』


・・・ふむ。ワシとしての忌憚のない意見やけどナ、キミらの分析も カズホの直観も どれも《イイ線》突いてると思うワ ああ。

無手勝流で原油をスポット買い出来たってのは、まあアレだ このワシかて ロテ公とコンビ組んで 必死でどうにか成功したぐらいやから、人間 できないこととは言えない。

そやけどナ、1つ《疑問》あるねん ああ。世間が見落としてるポイントが有る・・・マクロに言うなら その「渡航費」それヤ・・・

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        かなりにおいて準備と計画要ります

当時のハンスの活動の軌跡を辿るならよ、それに費やした 航空機や船舶運賃、滞在に費やされた 宿泊費、それになにより《活動費用》、ぶっちゃけ【それダレが出した??】まさかテメエで負担するほど貯金あったのか?って まず疑問。。。


でな・・・ワシ思うのヤけど、ハンスが当時、ダレかの援助や破格の協力体制をもってこそのサクセスだったと・・・邪推してかかり過ぎるのも、なんだか 敗者・貧者のヤッカミ チト、カッコ悪いデ?

ココは素直に ハンスの偉業を評価せぇへん? ロテ公わかるやろが? ワシらも、数年前、NOアポ、コネ無しでもって 中東へスポット原油ゲット求めて 砂漠彷徨った あの記憶・・・
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             今でも 見る夢は…『悪夢』…

やらし~言い方ヤけど、アレは・・・《してみないと 決して理解不可能な感覚アルよナ?》ナンであれ、おそらくは ハンス、死ぬ気で必死に模索したのだろうって ワシ7は思う・・・。


しかしだ・・・カズホの率直な意見ってのも、案外と 正鵠を得てるとも思うねん ああ。

殊 最近の、ハンスが携わる 数々の取引仕事なんヤけど、な? みんなどない思うか??ワルいけんども、チトばかり 規模がセコいってゆ~か…ぶっちゃけ【 仕事ぶりが 雑 】 やって そう思わんか??
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賞賛溢れる ハマの旋風児がヨ、たしかに現在も 確固なる数字は上げているが、ぶっちゃけ その《手法》たるや どうなんだろか??

始まっているレースにヨコから無理から《ハンスだぁ!!》って、強引に割り込み・・・それまでTOP走ってた 従来路線のままなら、勝利間違いなしの企業、それの足元 完全にすくうよな手段で かっ攫ってくって、果たしてそこに かつての独創性とモチベーション感じ取れるか??


コレはン 実際にワシが「してヤラレた」その悔しさで云うとるのとチャウのヤ。実力100パーで負けたなら、ナニも恥じる必要はあらへんやん?

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だが・・・その勝因ってのが、姑息な インサイダーとかだったら、ぶっちゃけ ヘラヘラ笑う気にはなれへんわナ。。。


 ・・・でだ。ひとつ 《あぶり出しのコンテンツ》構想練ってみた。キミらにも 協力をお願いしたい。。。

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「そいつ」は、真暗闇の事務所で。PCスタンドデスクの小さな電気スタンド それを手慣れた感じで 最弱に絞り、

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上司用であるモバイルPC スタートボタンで起動をかけ、プロテクトKeyを打ち込む。そして目当てらしいと思える デスクトップ・アイコンをクリック。

1秒ののち 画面全体が 青くなって・・・白抜きの文字が《これよりすべてのデータの消去を開始します》。。。

そいつは 《わ!なんだこれ?》とパニクったようで、思わず両手でモバイルを抱え 位置を上げます。

その途端・・・「パシャっっ!」っと、電子のシャッター音。《くそ!写真撮られた!!》

さらにパニクった そいつは、叩き壊してやるとばかりに 大きくモバイルを振り上げる。っと・・・その背後より 『 おい 』


「そのモバイルは自前やけんヨ、叩き壊すのはカンベンしてくれヤ。な? …【 湯田よ 】・・・」言うまでもなく それはリクで。
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紙のように 白いカオで 呆然としている 湯田に、

「チーム幹部らの《名芝居ぶりに》カンタンに 引っ掛かりよったナ 特に ラン、アイツは大学時代 有名劇団のエースやったオトコ 舐めてかかってたのが墓穴掘ったわナ。 湯田・・・。《総額で20億 少なく見積もってもコッチの粗利益は7億って 新規の金鉱発掘したゼ♪》って・・・そんなのは未だ 無い。。。釣るための《餌》だ ああ・・・」

「へっ! 遂にバレちゃいましたか  くそ。。。」毒づく 湯田。
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「今後の課題として素直に、パスワード管理には気を付けるヨ その意味ではサンキュな。湯田 オメエが 12使徒におけるところの《ユダだった》もはや否定せんわナ?殴りはせんヨ、だが、せめて最期は神妙にしろオメエもオトコなら。。。」
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「・・・そっスよ ええ。。今までに盛大に、マル秘の情報流させてもらいました。あの人に・・・」


「それって ハンスなんだろ?言うまでもなく。。。裏切り行為を咎めるってよりナ、ワシには どうも・・理解が不能な部分があってヨ、湯田 オマエにような、大学出て、有名証券会社勤務を2年ほど経て、ウチへと入社してきたオメエがナ、あの《ハンスと》ドコでどう??繋がっているのか?それがどうにも解らんままでヨ」


「リク部長 アンタのような過去の遺物 アナログ人間には理解なんてできませんよ ええ」追い詰められてる人間の言ではなかった。むしろ勝ち誇るように湯田は・・・
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・・・いいですよ 謝罪する気もありませんがね。どうせ解雇…最後のみやげに教えて差し上げましょう。

ボクらはネ云うならば【実体無き若き企業家集団】なのですよ♪ ハンスさんを頂点としていただいてますけど、それ以外の同意メンバーとはカオすら合わせていません ええ。

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互いを認識しあうのは ネット空間での《ハンドルネームとメールやラインでのアドレスのみ》です。


ねぇ リク部長?…アナタだったら 理解してくれませんかネ??

『この社会の企業』ってのは、実力や才能って以外の、その企業にとって《より都合の良い》そんな人間をふるいにかけ見出しては、キツく絞っても もはや一滴の水も出ないぐらいにまで スポイルしては・・・

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でも、それに見合うだけの報酬なんてナイでしょ?それどころか、正社員になれるならまだ 御の字… 派遣という名の《日雇い》そんな状況が常態化した今、かつての封建時代のように《愛社精神》なんて、育つわけが在りますかって! 正直 ウンザリなんスよ ボクらの世代はネ。。。


《ゆとり》って我々の世代 一括りにされてますがネ、だけど 考えてみてくれません?

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物心ついた時分には既に 平成バブルはハジけ終わっていて・・・先の見えない不景気と停滞の時代。。。《イイ目観た》ってな経験 タダの一度も有りませんから。

それの責任、ボクら世代に 1グラムだって有るって思います??そう・・・旧世代の人間は、ボクらに借りを返すべきです!

イッペンはサンザンおいしい思いをしたんだ、それをボクら世代が奪い取ったからって モンク云われる筋合いなんてナイでしょう?


え?そうです。それぞれの同意者らは、みな それぞれに社会の様々な職種に就いていて、ハンスさん個人っていうよりもむしろ、この21世紀おける新機軸形態の《かたちの無い企業体で》

既にもう 我々の 見えないネットワークは、充分に利益を上げて、10億円を超える利益…内部留保をストックしてますから♪
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既存の金融機関の世話になどならない!一定の資金がたまり次第ナスダックあたりへ上場果たした上で、正式な 形あるカンパニーとして世間へと姿を現すのですよ。

同意仲間らは 今も日々増加しています。ぶっちゃけ儲かりますヨ♪ 既存の会社とかに流れ込むべき利益をコッチが巧妙に吸い取るのですから ええ。



リク「・・・そっか。。。言い分はたしかに聞いた。年長者の説教などはせぇへん。でも、1つダケ云わせろ。。。キミはさかんに《ボクらの世代》云わはるけどナ・・・なにか??キミらは一生涯、歳をとらない《若いまんま》で居られるとカン違いしてヤせんか?」

ユダ「う…… っっ!」

リク「20年後になって 洗面台の鏡覗いてみ?…そこに映っているのは、青雲の志の燃える若人なんぞでは もはや無くてヨ・・・生活に追われ、深いシワ刻まれ 苦悩に満ちた《くたびれ果てたオッサンの姿》それなのだからヨ 賭けてもエエで」

ユだ「だ…だからっ!早くしないと!ノンビリ構えてる猶予なんてナイのですよ!ボクら。。。」

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          素裸でブツかってみたい気がする…

リク「まぁエエ。各論としては色々ツッコミどころは満載だがヨ、そういった 新機軸のムーヴメントについては、このワシとしても少なからず 興味がある ああ。イッペン逢えんかな?親方のハンスさんとヨ 出来れば早急に」


ユダ「よかったら・・・仲介の労 厭いませんよ?リク部長アナタだって、正直《会社こそ命!》って社畜リーマンとは一線画するでしょ??それに正直アナタって《ワル》だし(笑)ハンスさんも、リク部長のようなタイプが加わるの 大歓迎すると思います。」

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ったく…ナンなんヤ?ココはヨ。。。
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LEDのレーザーライトが飛び交い ほの暗い中間照明の中、箱台のスペースでは、殆ど半裸のオンナたちが 妖しくユラユラ踊っているって。

そう、ぶっちゃけ《それダケなら》ナンてこともない ありふれたディスコかクラブ。。。

ですが、稀有というのか?ヘンテコであり病的とゆ~か・・ココのハコの中、ヒトが歩く靴の音とか、グラスがブツかるって「生活音」

それ以外の つきものである《やかましげな 騒音一切》それが発生してない サイレント・ディスコ。要は 【 無音 】なのでス はい。


ユダ「NYのソーホー地区から発生した NEWカマーの、付近環境にも治安にも寄与する 21世紀のアミューズメント・スタイルです。どうです?なっかなかイイでしょ♪」

リク「ふむ そ~~かいナ。。。」

ま・・・たしかに このスタイルならヨ ソーホー地区の狭いアパートメントの一室でも リッパにクラブがスタート出来ますわナ。

だけんど 正直・・・スキくはなれへん ワシはヨ。。。あのサ、映画館で「3D映画」スクリーンに近い最前列から 客席全体ふり返って観てみなって。。。
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          ブキミにして なんか おマヌケ…

ぶっちゃけ…『きしょい』デ・・・お客全員が例の、入場に配布される あの独特ヘンテコなサングラスみてぇな「メガネ」かけてヨ、

スクリーン眺めては 同じ反応を見せているって 「あの構図」・・・《ドコの宗教団体の集会ヤねん??》って気になるデ?

ってか「イッショ」ヤて。。。ああ。客全員が ワイヤレス発信の 同じヘッドフォン耳にカマシてヨ、リズムに合わせ 《チぃチぃパッパ》お遊戯してるなんてのは。。。

コレをマジで 最先端のオシャレなモンって、崇め奉ってやがんのか?? ワシ個人としては…ガッコの運動場で夏場開催の 「河内音頭」大会の方がよっぽど!粋で愉しいって思うけどナ うむうむ。。。
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          ワシャ コッチの方が好っきゃデ


『お待たせしちゃいましたね。ハンスです。港のリクさんですよね、ぜひ一度お会いしたかった♪失礼ですけど、想像以上に キレイですねアナタって♪』
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「アナタはんが、かの有名な ハンスさんですか」ワシがそう云うと 晴れやかに笑うだけ、テレも謙遜もしやがらん。たいした自信だなヤ。

ハンスは 「リクさん、湯田クンから あらましは聞いてると思いますが…ついこないだ おたくの社が引き当てて当然の 美味しい部分 足元すくうカタチで奪ってしまって それはお詫びします ええ」と。


それから「奪っておいてナンですがね、リクさんとこのプランを土台にして、うちらが更にマイナス点を改良したコンテンツ。自慢では無いですが かなり優れたモノになって、クライアントも大喜びしてます訳で」

「・・・結果が全てで。。。手段は厭わないって、それでっか。。。」


ハンス「ナニも リクさんところと 敵対したいって訳ではないのです 理解くださいな。イヤ、むしろ《連携したい!》リクさん率いるチームが持つ、その機動力とパワーは まさしく魅力だ。取り替え難い価値持ってますよ」

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            おい・・・・・・

リク「連携?? それってアレですか??《問題出すから その宿題ヤってこい。添削はコッチでしてヤルから、その後の骨折り仕事はオメエとこでヤっとけヤ》って そういう意味と捉えて良いのかナ??」

ハンス「う~~ん・・・正直 その考え方は あまりに《被害者の目線》でしかないなぁ。。。ね?こうは考えられっません??物事全般ですが、大会社の幹部だからって理由で、それらの人間全員が、キレる訳でも、状況を正確に把握している訳でナイじゃないですか?そうでしょ?それよりむしろ、若いゆえの、年齢が足りてないキャリ不足って 手あかのついた理由で、声を上げる事すら許されない 若い、そして優秀な頭脳の人間、それを見出し 効率的に活用する それこそベストだと思いません?」

リク「大変失礼だけどサ、その《物言い》はヨ、プレゼン会場でのパンフ読み上げとイッショとチャイますのん??・・・なんか、スッゴく 肝心の事がすっぽ抜けてル気がするんだがナ~~ワシには・・・」


少しムっとした感じでハンスは「じゃあ ドコの点がどう??具体的ダメだっておっしゃりたいんですか?教えてくださいよ。。。」


・・・じゃあ 云おうか?

ぶっちゃけ アンタらが成功したって云うけど、その「してきた作業」ってゆ~ならヨ、

イってみりゃ、《ワイン造り》として捉えましょうヤ?ブドウの実はダレが収穫した?当然 ブドウ農家やネ?

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    シャレでない重労働である『ワイン造り』の作業現場

ブドウの実を圧縮かけて、ろ過してエキスへとするまでは? 農家か 醸造業者のドッチかやろう。

ワイン樽に詰めて、暗所に置き、何年間も・・・温度や湿度、製品劣化等によくよく注意を欠かさず、やっとこ・・・完成品ワインとして 世間へ堂々と お出しできるって その「直前に」・・・

コッソリと、樽の《上澄み部分》・・・旨味が凝縮したとこダケを 抜き去って《どうです?素晴らしいワインでしょ♪》って、世に発表するのって、果たして・・・誉められた手法なんだろか??

わからんか まだ???・・・キミらがしてはる作業って、完全なる【 ワイン泥棒 】、それ発覚して尚、恥も無く 《仲よくしようゼ♪》って・・・

テメエでは 【 汗もかかずに・・・ 】、美味しい部分の《ロイヤリティだけを寄越せ》って、鉄面皮で迫っているダケなんと違うか?

なあ?? ぶっちゃけ《コレ》って、完全なル【 経済ヤクザの手法 】まんまやんケ!

ってよりも・・経済ヤクザに謝れっ!ヤクザはまだまだ 汗もかくし、タカれる相手を ある意味で擁護・防御するもんだわサ。
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      「ヤクザ」は、頂点極めても「汗するブルーカラー層」でス


・・・ってかヨ・・オメエらは、マジでもって、自分らの手法・手段を スマートにしてスタイリッシュだって思ってンのかヤ?

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だけど してル行為は、ダブルクロス…帰属する企業の情報流して 悦に入ってるって、完全な『間諜(スパイ)行為』。。。

戦争でもナ、軍人は 将校ともなれば、収容所でも、敬礼をもって迎えられ リスペクト受けるが、スパイに収容所は用がナイ。発覚次第に、惨殺されて終いヤ。

湯田 さっき事務局で、オメエも戦時中の間諜と同様に イてまお~か?フトそれよぎったが、ヤメた。ビビったンとチャウえ。遺体が出ぇへんかったら事件にゃならへん(嗤)

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         失念してたろ?オメエの上司は『悪魔』ヤけん

おい 吐くなら便所云って吐けヤ、高そうなカーペット汚すな。踏みとどまったのは、オメエのご両親の『何卒!息子をよろしく!!』って、ご挨拶受けたトキの あのカオがよぎったせいヤ ああ。


ぶっちゃけ・・オメエらの手法はナ!かの『ナチス党』が勃興した直後の その資金獲得の手段とまんまイッショやて!

なあ ハンスよ? ワシら共に同世代やろが? カオも観えないような、若い人間を『うんうん キミの言い分はよく判るよ!キミは素晴らしい人間なんだ!』って風に篭絡してヨ、
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       ぶっちゃけ『ナチス党 お子ちゃま部隊』ヤ(嗤)

ほんで してル事ってならナンなんヤ? セコい ワイン泥棒それやん!あのなぁ キミら、どんぐらいの、商法違反をはじめとした 刑事罰事案を犯しているか??少しでもドタマの隅にあっか??

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イデオロギー言い訳にしてゴメンで済むハナシとはチャウのやデ?『その事実』…社会に発覚したなら、いったい?ダレが責任とって 別荘行くねんナ?湯田テメエか? それともハンス アンタなのかよ!?

競業の禁止や 善管注意義務違反ダケじゃなく、各種情報漏洩、信用棄損の罪・・ヘタすりゃ《背任罪》やゾ?少しでも考えなかったのか?? たとえムカつく この世の体制でもヨ、《おいた》がめっかった際には キツいお仕置きさせるって事をヨ。。。


ワシは《ワル》や ああ。説教する気は無い。かつて このワシも 同じような作業して それバレてヨ、事実上10年間・・・観えない《牢獄》に置かれていたのだ・・・

自慢じゃないけど 《耐えたゾ ワシは》、オメエらの 仲良しこよし倶楽部に、果たして【 その覚悟 】はアルんかい ああ??
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         耐えたゆえの「今」それが在るのだ ああ


あと 湯田…ドロボーは テメエの家の戸締りが手薄ヤってホンマやナ♪ オメエら「ネットの暴走族」じゃなかった(笑)「ネットの経済カルト集団」それの会員ファイル・・・

湯田オメエの私物PCから、遠隔誘導で、ロテ公が ファイル抜き取ってあっからナ。。。

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脅しじゃないゾ・・今の時間 ロテ公がすでに、金沢区の海洋研究開発機構 (JAMSTEC) 横浜研究所に設置している スーパーコンピューター『地球シュミレーター』へ持ち込んでヨ、

会員らひとりひとりの 氏名住所、生年月日 出身母校からなんから、女装の趣味のアルなしまで(笑)調べ上げて、それの出た資料、日本中の大企業の総務課へ送りつけるからな。『この人物にご注意あれ』って。。。縄付きがゴロゴロ出るでぇ。。。


「なあ。。。仲良く 仲良くしようヨ リクさん。。。《それ》マジで実行されると非常に困るんだ。。この際 打ち明けますよ ええ。オレさぁ、《両刀遣い》なんだよね。リクさん観てるとジンジン!感じるモノがある 本当だ!な?どう?? オレみたいなタイプって?」


・・・哀れなヤツよのぉ。。。ぶっちゃけ 憤りより 失望の念がよっぽど強いゼ。。

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わたいの背後にいつのまにか回り込み、首筋に 熱い吐息をかけ、遂には 胸の部分を揉み始めた そんな「ハンスに」


 気ぃなんざ遣ってられっか、無言のハコで 大声で叫んだ


  『 表に出ろ! このクソ野郎がっっっ!! 』

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     放っとけ!フラフラ無言で踊ってやがれテメエらは

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潮風に乗り、ハマスタ球場でのホームランが出たらしい、そんな遠い歓声が 響いてきます。

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        いつも行きつけの画材屋です

万代町 「絵具屋 三吉」の店の脇 狭い そして暗い路地。

「いいのか本当に?いっとくが そっちが売ったケンカだ。いっさいの責任は取らんゼ?知ってるだろ?オレがかつて 柔道の五輪候補だってことも」っとハンス。


別段 ビビリはしないさ だけどそれでも、無意識に 靴先で地面の固さをチェックしている自分が居る・・・
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うん…この路面に 抱え上げ技で投げられ叩きつけられたなら・・・良くて肋骨骨折、ヘタすりゃ脾臓破壊で、半月はコーラ色の小・便止まらんやろナ。

ステゴロの喧嘩で それも路上・・・柔道を相手にするってのは そんだけキケンだっての ワシは知ってる ああ。


「来るなよ」って イっといたのに・・金角 銀角、カズホとショーゴが無言でワシを見守ってやがる おせっかいめが。。。

敵の方は、もはや恐怖と不安で 人格崩壊してル感じの 湯田がいやがる。こりゃあ おとなしく終わっても、この先 湯田、この《ゆとりの坊ちゃん》は、向こう一か月ぐらい ヒトとして使い物にもならんやろ。ヘタすりゃ 引きこもり突入か(嗤)
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      若造『ゆとり』以前にテメエは「おこちゃま」だ けっ

『 シャキンっっ 』って、音がして、ハンスの右手には、折り畳みなのでしょう、銀色に鈍く光る《特殊警棒》。。。

リク「使うのか? それを。。」

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ハンス「悪いか?テメエみてぇな気がクルった野獣相手にステゴロする気にならんからヨ」

リク「いや・・・構わんよ。 だが…残念だ」

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・・・ああ 本当に残念だ。 残念だって その訳は・・・スグに 痛い程 身をもって味わうことになるのだから。。。

瞬発をおかず 振りかぶって警棒を 打ち下ろしてこようとするハンス、

ああ 《やはりな》。。。武器に「すがる」ヤツってのはモノホンのガチのケンカに慣れていない。。。


ワシはナ、拳法 合気道のほかにも、けっこー本気入れて、杖道と 抜刀術をかじっているのだ ああ。

警棒はナ、まずなによりも先に《突かなきゃダメなんだ》大袈裟に 振りかぶってヨ、それが降りてくるまで ボ~っとして待ってる程 ワシって生き物が「おひとよし」だって買い被ってたンかい??

振り下ろそうとした「瞬間」、もっともっと速い速度でもって ハンスが手にしてる警棒を「むんず!」と掴む。
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          コツはただ1点『速さ』

な?微塵も動かへんやロ♪ ンな 化け物見るよな目で見るなヨ、いちばんシンプルな手法による「真剣白羽取り」完成だ。


ハンスよ 本当に残念だヨ ああ。。。オメエが血と汗とで築き上げた 柔道のスキル それはホンモノだろう 間違いなく・・・。


ナンで・・ナンで?? その柔道技を頼りとしない?・・・。

だが・・・こうやって チンケなる武器…警棒なんぞに身を防御しようって《後ろ向きの気持ち》それが・・・

築き上げたはずの柔道のスキルを テメエでもってダメに、無力化してしまったのだ ああ。なによりそれが「残念」。。。

ダレが《切れ者ハンス》やっ!!貴様なんぞは《 WbaH-Aypak(イワンのばか) 》ぢゃねえか!
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そんな人間に ワシの肋骨や 脾臓を呉れてヤル訳にはいかない。。。
 

・・・それからの 時間にしてホンの数秒間の出来事を ココに さも自慢気に 書き並べるツモリはさすがにアリません はい。


前のめりで路面に倒れこんでいるハンス・・鼻血と唇から出血を 乱暴にぺっぺと吐き出しながら、

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『・・・強いんだな。。ってか、《バケモノか手前!》どうやって? どんな練習?ナニ喰って?そうやって強くなりやがったんだ リクさんよ!?」


 ・・ワシの「強さの秘密」ってか? そうさな 拳をこうして交わした以上は《ダチ》やけん 教えてやるワ。。。


捕虜収容所の美少女、ロマン・ガリーというフランスの作家が書いた『天国の根』という小説の挿話が、コリン・ウィルスンの『至高体験』で引用されて広まったってハナシ ひとつ聴いてくれヤ。
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         ロマン・ガリー 又のナ『エミール・アジャール』
         仏女優『ジーン・セヴァーグ』の伴侶とゆ~なら、
         胸騒ぎする「pサン」が観えるような気がします♪


第二次世界大戦中にドイツ軍の捕虜収容所に居たフランス兵たちのあるグループが、長引く捕虜生活の苛立ちから来る仲間内の喧嘩や悲嘆を紛らわすために、
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皆で サイショこそGAME的に【脳内共同ガールフレンド】(?)を作った話でナ。

そのグループが収容されてた雑居房のバラック、その隅に置かれた一つの席は、13歳の可愛らしい少女がいつも座っている指定席だった。(という、皆のイメージ)

彼らグループの中で、喧嘩や口論など 紳士らしからぬ振る舞いに及んだ者は誰であろうと、その席にいる少女に頭を下げ、皆に聞こえる声で非礼を詫びなければならない。

着替えの時は、見苦しい姿を彼女に見せぬように、その席の前に目隠しの布を吊り、食事の時は、皆の分を分け合って彼女の為に一膳をこしらえ、
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予め決められた彼女の「誕生日」やクリスマスには、各自がささやかな手作りのプレゼントを用意し、歌でお祝いをする。


最初は慰みのゲームのようなものだったのが、皆があまり熱心になると、監視のドイツ軍までもが、

彼らが本当に少女を一人かくまっているものと勘違いして、彼らの雑居房を天井裏まで家捜しするという珍事まで起こったのだと。

だが、厳しい捕虜生活の中で、他の捕虜たちが衰弱して病死したり発狂や自殺したりする中、

そのグループは全員が正気を保って生き延び、戦後に揃って故国の土を踏んだという。。。
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       この映画も大泣きしたなぁ「ライフイズビューティフル」

・・・正直なところ…この逸話が事実だという確証は必ずしも存在しないのヤけどナ・・・

それでもだ……、ワシなんやけど 姿見の鏡に映る スッカリと 女性化してしまったテメエの身体・・・マジで発狂してしまいそうなぐらいの《絶望感》・・・
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それをナ《どうかして!ヤリ過ごし》「アイツはオンナのカラダになって絶望のあまり 命を絶った(嗤)」っと 嘲嗤われるのも いかにもシャクやん?

せやからヨ、《石に齧りついても 生きてやらぁっっ!!》って、ワシみてぇな《弱者》なりの まさに【クソ意地】

この…女性化きたした身体は 『ジツは 着ぐるみのコスプレで』、ホンマの《中身》たるや、性格と同様の 《文字通りの 荒くれ野郎》それがワシという生き物の本質なのだ!!って、それの縛りの中、そのクタバるまで続く【不条理なGAME】それに甘んじ 続けましょうって・・・1つの固い決意したのヤ ああ。

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         ムネ張って笑って生きる それが運命へのリベンジだ


そりゃナ…サイショは かえって見苦しくて 余計に不憫と嗤われもしたサ ああ。だけどナ・・・


メゲる知恵も無く、アホみてぇに《それ》続けてるとヨ、なあ?思わんか? ヒトって生き物はサ、究極として、モノを云うのは 見た目では無くて、誰にもなびかず 媚びず、【 我を貫くその気力 】・・・それが最後に残るんだ。


本来はワシなんざ 強くもナンともあらへん。いや・・むしろ、《弱い人間だからこそ テメエ自身を魔法にかけられたのだと思う》


ホンマ思うデ、以前のワシと今、ぶっちゃけ…ナぁ~~ンも 変わってないって思うもの。。。

「粗暴でオンナ好きの荒くれが、因果にもオンナの恰好を常に強いられる」・・・なあ??エエよ 笑ったってヨ♪

でもホンマに、実際のとこ、今まで…ワシって生き物を 支えてきた 強さ…なのかな果たして?・・・それって、在りもしない《幻》であり、完全な《フラシーボ効果》それだと云えるワ ああ。


ハンスは、ヒックヒック!!としゃっくりをするかのように 地面に伏せたまま 狂気じみた大笑いをしました。

それはやがて、大笑いから 嗚咽へと変わり・・・幾度も自身の拳を 地面へと叩きつけながら、


「……ちっきしょう! たぶん 100年かかっても、リク、オメエには俺ぁ 勝てねぇわっっ!!  ・・・・完敗だ。。。」

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「かえって 残酷で無意味な 慰めでしかあらへんがヨ・・・。ハンスよ、基礎的そして綜合的部分を問うなら、キミはワシなんぞより よっぽど優れた才能を持って産まれついた人間ヤ。さしたる違いなどあらへんって。ただ唯一・・・」



「教えてくれっっ!! オレに・・・オレに決定的に欠けている《それ》とはナンなんだろうか??」


「ゼンゼンたいした事じゃないサ。己の完璧さを自覚するがゆえに つい陥る概念…《このオレでなくちゃ この仕事は出来ない》」

「・・・・・・・ っっ!!」


「自慢ではナイが、ワシにはナ 数多くの《ダチ》が居て、《協力者》にも恵まれ、《眷属》も居てル。みなそれぞれで たいした人物たちだ ああ。先頭に立ってアバレてるワシがあんま頼りなくて見てらんないモンだからヨ(笑)コッチが求めるより先に、背中に科せられた重い荷物を分担してくれるんだ。要は《それの差だ》後は自分でユックリ考えるが良い・・・。」


「オレに欠けているのは《それ》か。。。」

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          「油断」それがキミを堕落させた。。。

「便利で安直な《オノレを奉る信奉者》そいつらから 旨い汁ばかりを吸い上げ、それに甘んじている事に無頓着に成り過ぎたのがシッパイの根本だと思うゾ。なんたって 最近のキミの手腕・・・【余りに 雑過ぎる】今後、再び 浮上するか…それとも更に沈んでいくのか?あとはテメエでよく考えろ じゃあな」


裏切り者だが、数か月とはいえ、同じ仲間だった「情け」だ。振り返り 相変わらずビビってるままの湯田に・・・

「おい湯田 今晩 自宅で クビ吊るなヨ(嗤)とおちゃんかあちゃん嘆きはるデ。今後の処遇は・・・テメエで考えろ。。。自分はまだ敗北してないって そう思うなら、根性決めて【かかって来いやぁ ヴォケっっ!】イっとくが 手強いデ ワシはヨ♪だが・・・それと 憶えとけ、《エクスキューズは2度無い》ってナ・・・」


 初夏の香りのGW ハマの夜はまだまだ深くて そして長い。

ハマスタジアムの方角から、ナイター興行がハネたヒトの群れが、あたりにゾロゾロ出始めていました。

この荒くれた気分を癒すには、ガラでもないけど なにか 柔らかくて 甘いお菓子が食べたい気分になり、
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            生クリームてんこ盛りはイヤだ
        シンプルな 紅茶のシフォンケーキがイイな

娘への お土産もかねて ボクは、遅くまで開いている 元町のケーキ屋へと 歩き出しました はい。

               《 完 》

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   【 Slave To The Rhythm 】
  (Bruce Woolley/Simon Darlow/Steven Lipson/Trevor Horn)
 
 Work all day
 As men who know
 Wheels must turn
 To keep the flow
 
 終日労働
 人夫の務め
 歯車回し
 流れを保て
 
 Build on up
 Don't break the chain
 Sparks will fly
 When the whistle blows
 
 規則正しく
 どんどん作れ
 汽笛が鳴れば
 火の粉が舞う
 
 Never stop the action
 Keep it up keep it up
 
 手を休めるな
 そのまま頑張れ 頑張れ
 
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     おい若けぇの イッペン「歯車」になってみなって

 Never stop the action
 Keep it up keep it up
 
 手を休めるな
 いいぞ頑張れ 頑張れ
 
 Work to the rhythm
 Live to the rhythm
 Love to the rhythm
 Slave to the rhythm
 
 リズムで働け
 リズムで生きよ
 リズムで愛せ
 リズムの奴隷だと??アホかオメエは!
 
 Axe to wood
 In ancient time
 Man machine
 Power line
 
 木には斧
 時代は変わり
 人間-機械
 大量生産(それは時代の宿命)
 
 Fires burn
 Hearts beat strong
 Sing out loud
 The chain gang song
 
 炉火は燃える
 高鳴る鼓動
 いざ歌え
 労務の歌を自虐で嗤え
 
 Never stop the action
 Keep it up keep it up
 
 手を休めるな
 頑張れ 頑張れ
 
 Breathe to the rhythm
 Dance to the rhythm
 Work to the rhythm
 Live to the rhythm
 Love to the rhythm
 Slave to the rhythm
 
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   「そのうえで」踊れ 狂え! 思い描く通りに…

 リズムで呼吸し
 リズムで踊れ
 リズムで働き
 リズムで生きよ 資質無き俺達だ
 リズムで愛せよ
 イッペンでもなってみろ!リズムの奴隷に…

 文句はその後だ。。。


 https://www.youtube.com/watch?v=Z0XLzIswI2s

 

ワルいのは「個人か?」「環境か?」

 探偵 八百政の備忘録・・・
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うん 今日はネ、ちょっと趣向を変えて、『 辞書 』のハナシをしようと思うんだリクさん。

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「辞書」・・・ってならば、「岩波書店」「旺文社」「三省堂書店」ってのが、誰でもスグ思い浮かべる 大手だけどネ。


本屋に行くとわかりますが、毎年 ジツに多くの辞書が、ネット グーグル検索に押されて、辞書を使わなくなった現代、それに出版不況といってます昨今でも、発刊されてて、それなりの利益を上げているんだよネ。
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   がいこつじんとデンワで喧嘩するのに役立ちますこのご本♪

「ある依頼」によって、ボクが調査を始めて判ったことなんですが、、正式な辞書って、メジャー出版ダケでも、ジツに「46社」から発行されてるんだネ。

でも・・・現実には 46社ではとても留まらない。かなりに分化・細目されたフィールド、リクさんとこの業種にだってアルだろ?いわゆる「業界 特殊用語」それにかかわる 専門書やら、テキスト類ってのがサ?

そういうのも含めて、辞書の出版事業は、数えきれないぐらいアルもんだ。その意味で、「出版」って世界は『教育部門の出版』想像以上にデカいんだネ。


依頼を受けた【 事件 】ってのはネ・・・1つの《労災適用の有無》それでサ、事件そのものの規模は 正直「たいしたことない」それだったんだけど。

チョイと面倒・・・それだったのが、《労災被害者》まさにそれにあたる当事者本人が、《一過性 人事不省状態》・・・
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なんか 相当のストレスとかに苛まれてたらしく、自宅や勤務先から遠く離れた 北海道のかなりの過疎地で、

いかんよねぇ・・・廃棄されてた牧場跡の施設一角で、首つり自殺行動に及んじゃって・・・。

発見されて、病院へ収容された、・・までは良かった(?)が、しばらくの間は事実上として、意識不明の寝たきり。

その後 意識は戻ったけど、ワルい言い方するなら、《生ける屍》・・・要は 問いかけの質問に関して、正常な返答が 未だに出来てないって そんな状態でネ。


だもんで、そのヒト、うん 38歳の 横浜市内の出版社社員、リクさんも聞いたことアルんじゃね?《アテッサ出版 株式会社》って、
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規模は大きくは無いけど、堅実な利益を抑えてる って感じ、細目化されてる各種の専門学校やら、地方行政局主催とかの 職業訓練校で使用するテキストとかを通年で 発注を受けてるらしいから、社会での知名度よりも、案外と会社経営としては良い部類の方で、勤務社員とするなら、安心感あるじゃん?


名前は《クリモト》としよう。ウチの八百屋稼業での 先代からの縁でネ、クリモトの両親から、『ウチの息子が自殺未遂した原因は勤めてる会社のせいではないか?』って・・・
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気持ちは理解できる・・『息子を追い込んだのは会社だ、だから 労災という申請が根拠確定する証拠をおさえてくれ』ってな依頼内容な。


・・・ところがねぇ・・・。ぶっちゃけ「この手の依頼」ってのが、ボクら 探偵稼業の人間、それにとっちゃ《最も かかわりたくない事案》で・・・。


「調査報告書」・・・それをどのように??まとめしたためるか? 調査行動を実際にした、コッチの 表現方法ひとつで、ある意味で《運命決めてしまう》・・・なんとも それが気重でさぁ。。。

それが浮気調査や 離婚訴訟とかなら まだマシなんだ ああ。周囲のヒトらに事情を訊くってなっても、その関係者らは みんなバラバラ、職業も居住地もそれぞれ違ってるじゃん?

コッチの質問に答える方も、自分以外の 他の証言者の《顔》それ見えないままだから、精神的な苦痛やストレスも感じないまま 自由に事を述べられる。

だけど・・・それが《会社内部》・・ってなるなら マジで苦労避けられないンだわ うん。

「出版社」ってのも、ネックなんだ。リクさんとこの 海運でも、《貨物取扱部門》《貨物保管部門》《船舶部門》《仕入れ 取引部門》って、各業務が独立に近いカタチでアルじゃない?

でも、「出版」ってのは、事実上として、最終の目標《 書籍を完成させ 販売する 》って、共通の目標は きわめて「シンプル」・・・

例として、ある程度の印刷技術と設備持ってて、レイアウトとかにも知識・才能が有り、そんで文章も書けるってするなら、本造りって《独りでも可能》そうだろ?

そう、その 独りでもできるって事を、出版社っていうのは、数多くの社員が寄って集まり、相当に細分化された項目 それを各社員らが責任分担する訳だ。

テキストの内容を編纂するヒト、写真や挿絵を担当するヒト、本とかのレイアウト担当、上がった内容をチェックするヒト ってネ。


 ボクがサ、調査活動を始めて スグに 気が付いたネ、出版各社によって規模の大小はあろうけど、共通していえるのは・・・
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      知られてませんが7この手の本は大抵が、
     「編集者独り」で殆どの部分作っているそうで

「本を完成させ 売り出す」って、目指すゴールは共通でシンプルなのに反して・・・『 社員1人1人は、《孤立》していて、ゼンゼン仲よくなんか無い 』って、一種の「業種的な特徴点」それが存在してて、一向に改善される敬拝もナイ現場だってことで。。。

クリモトが勤務してた会社も、そういう、ワルい意味での《村社会》そのものでさあ、

ビックリしたんだ ああ。調査開始して、キチンとアポ取ったうえで、その出版社に方に、クリモトが所属する《編集部》の部門に訪ねて行くならば・・・


ドア開けた所に、受付のデスクみたいなのがあるから そこで ゴメンください って・・・2,3度述べても ナンの返事もナイ。。。

チャンと居るんだ、10名以上の社員がネ。でも全員が、自分のデスクに座ったまま、作業をしてて、マッタクの《無音》・・社員同士の会話もナイ。
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      普通『はい ご用でしょうか?』ぐらい言わないか??

ボクって人間が 訪ねてきて そこに立ってるってのも、把握してるようなんだけど、本当・・『アナタなんか知りません。ワタシには関係もナイ人ですよね?』って、
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        あくまでシカトかよって・・・

スグに感じたよネ、この《現象》って、ナニも この編集局に、礼儀も知らない連中が偶然 集まっているではないだろう・・・おそらくは「こういう雰囲気」それが、出版編集って部署の《体質》なのだろうってネ。

このアテッサ出版社が、現在 財務状況が末期的だってのは既にキャッチしてた。「末期的な会社特有の香り」がどこか漂ってたよね。

1つ 人間が座ってない空席のデスクが有って、見るなら 昨晩徹夜したらしい感じ、カップめんの容器とか、菓子パンの食べかけが雑然と転がってる。
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      『この先長くない会社』の典型例

そしたらギョっとした。その徹夜社員らしき人物が、ソファーならまだわかるけど、《フローリングの床に直で寝てるんだ》。イビキかいてる、だけど周囲のダレも・・・

毛布の1つも かけてあげようって雰囲気ではなくて。な?異常な光景だろ??

クリモト自身も、次年度に売り出す、とある業界用の専門辞典ってのを 独りで担当させられてたんだけどネ、

いやあ・・今回 出版業界を覗いて 正直 ゾっとしたヨ ああ。

まあ、ロコツに足を引っ張るとかは無いわけ。だけど「一切!」協力・協調体制 そんなのが1ミリも無いんだ ああ。

求められるが「それ」だから、仕方ない部分もあるんだけど、要は『100問中 百点満点で当たり前』って世界・・・

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      ウチとこの社が『ヤっちまった』誤植がコレ!
     後日 やったら喧嘩っ早いヤツらが来ました(うそ)

ごくごく・・些細な表現や 文節のケアレスミス・・『でしたが』が、『ですが』になってたって《それダケで》、

クチで発信は一切ない・・・ある意味 直で指摘してくれる方がよっぽどマシだって。『●●辞典編集の▼▼サンは、こ~んな!ミスをしました!』って・・・メールやラインで その些細なミスが電光石火で社内中に飛び交うって、イビツだろ?

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      こ~ゆ~陰湿な在り様 リクめでぇきれぇでス(--;

自信持っていえるけどサ、リクさんだったら、まず!半日で 社内の全員ブン殴って社屋に火ぃ付けて逃亡だろ~ネ(^^;
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      世に荒くれ稼業があって良かったなヤ♪


「相当に 荒んだ職場の環境」いや 正確には、「その荒んだ状態が 常態化してるのだろう」って 判断せざるを得なかったネ。

クリモトが 自殺未遂起こす 直前の様子を訊こうって思ったのだけどネ、

やっとこ対応に出てきた まだ若い男の社員は、『クリモトさんの事って・・・。それは クリモトさんのドコの どういった部分についてか?細かく分けて、箇条書き的にでも尋ねてくないと、ナニ答えていいのか見当つかないですね!』って、いかにも面倒、迷惑そうに。

他の社員 男女を問わず、『さあ??・・クリモトさんと、個人的に深い付き合い等はしてませんでしたから』って・・・とりつくシマ無しで。

クリモトは大学新卒からズっと、そこの会社に勤務してるんだ。もう15年以上の、古参社員って呼んでもおかしくないだろ?

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        温厚な八百政だって憤るトキもアルのだお

それにだヨ、云いはしなかったけどボクは、『おいおい!いくら親しくないって・・同じ会社の社員同士だろアンタらは!?自殺未遂であやうく死にかけたんだ彼は。もう少し、身近な問題として感じないのか?』って。

でもネ、かれらですが、仮の可能性として、会社の上層部とかから、『クリモトの件について、外部へヤバいことは話すな』とかって みんなしてクチを閉ざしている気配は感じられない。それ敷かれてるなら 判るから、ボクにも職務の経験上。


で・・・ボクがココロで出した《結論》・・・『ココの職場は《アスベルガー症候群》それの 固まりだ』っていう。

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  ★★ アスベルガー症候 とは ★★


アスペルガー症候群は発達障害の一つです。アスペルガー症候群は比較的最近になって理解され始めた発達障害といえます。言語障害や知的障害の症状はないので、周りからは「変わった人」と思われがちです。

旧来の「自閉症」「精神疾患」とかと異なる点は、IQの低下は無く、社会での一般的行動で、奇特な部分《アラ》を出すことは まずあり得ないという点。

特徴としては以下の点 《社会的コミュニケーションの困難》そして《狭い興味と反復行動》が特徴。
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リクめのチームにも、ミツオってのが、かつて けっこ~なこの「アスベ」で。

でも イイ奴です はい。集中リョクは強いし、モノの考え方はマトモだし、性格の奥部には とても優しいところが溢れているって「見て取れた」

でも・・《受け取り方の幅が きわめて狭い》・・・リクめが得意(?)とする、《表情や声のトーンで、追及ポイントのボカし、暗に意味する点》

ぶっちゃけ それをマッタク!当時のミツオは受け取ることが不可能で。リクって人間がクチにする言葉には、《相当の 掛け値がある》ってのをマルで理解してくんない・・・。

採用当時の頃 当たり前ですが、貨物扱う作業がノロいもんで、『どや?この作業、今年中に終わりそうかヤ?』ってミツオにブツけるなら、ミツオは固まってしまうのでス はい。
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       ナンてことない事で「フリーズ」しちまうンですネ

わたいが 遠回しに『ノロいデ 仕事のペース それじゃアカン』って言いたいのを、ミツオ的には『・・いくら膨大な量だからって、年末までかかる訳ないじゃん。この親方なんかおかしい事云う人だ』って受け取るのでス。

各種の 比喩や比較表現、遠回し表現や、逆説的言い回し それとが、このアスベ相手にする場合、通用しない場合がきわめて多いのです はい。

ワル気はないまま、結果として 対峙するヒトを傷つけてしまう、でも 傷つけている事に なんら当人は意識がナイって、よくよく居るでショ?


・・・っと、この《ある意味で異常そのもの》の職場環境・・それが 必ず、クリモトの自殺未遂行動それに なしかしらの影響を及ぼしているだろうって フト、感じたのですけどネ、

1つの「仮説」・・・《この雰囲気に耐えられなくなって》って・・・パーセンテージとして「それ」は、違うのではないだろうか??
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・・・逆に クリモト自身が、このアスベルガー「そのもの!」だったって可能性も無いって訳じゃないのではなかろうか?

うん そう。クリモトこそが《あまりにものアスベぶり発揮してた》のであり、・・・周囲の同僚から《さすがにアレじゃあ・・》って、ハブられたりした可能性も捨てきれないし。

クリモトの そんな変異に気付いて フォローしようなんて雰囲気の職場ではないようだしネ。自殺の衝動を食い止める環境 それが皆無だったとも。。。

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知ってると思うけど、自殺衝動、恋愛ごとのもつれとかで、自殺未遂起こすのは、女性に多いよネ?

片や オトコの自殺には、なにかしら《カネとオンナ》が絡んでいるってのが 云うなら《永遠不動の法則》。。。


そっちの線から 探ってみることにしました。そしたら やっぱ・・・出てきた。。。

結論として その線はハズレも大ハズレだったのだけどネ、でも結果としては、ハズレたからこそ 真実に近づけたとでも言いましょうか。。。


クリモトなんだけどネ、過去に・・1年以上うつ病で会社を休んでいたヒトなのですが、結局解雇されませんでした。そればかりか、数年経ったら 今現在の地位に昇進していたんだよ ああ。

各種の専門学校とかで使う テキスト納入、その販路を開拓できたって事で、会社の財務状況がすごくよかった時期ってラッキーもあったけど、

でも、「それ」って、ワルいけども、良いテキスト作ったって、編集の部署の手柄ではなく、《営業サイドの頑張りの結果》じゃん?

『なんか匂うな』って思ったんだ うん。

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・・・クリモトだけど、母方の一族ってのがネ・・・かの《岩波●店》の創業一族だったんだ ああ。。。

ぶっちゃけ あそこは《今時有りか??》って程 ヘンな社風だゼ・・・岩波●店のサイトを覗くと、《採用条項》に もう堂々と「岩波●店著者の紹介状あるいは岩波書店社員の紹介があること」と赤字のゴシック体で書いてあるのですからサ~@@;

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    今現在でも 賛否分かれる「同族経営」。。。

そこの一族の出身だったんだ クリモトは うん。なんか構図として似てない??持ち前の 頭脳の良さを ぶっちゃけ なっかなか発揮できずに居る リクさんとこ会社の サダヲさんと(笑)

ナンのことない・・代議士とかの「二世 三世既得権化」を批判する新聞や出版社、ぶっちゃけ「そっちこそが」知ってる仲間内でガッチリ!固められてるんだ ああ。。。

都会の超進学校で落ちこぼれても、田舎の凡才学校へ いわば《都落ち》してもサ、暫くの間は 『今度来たヤツ すっげぇ秀才だって』ってなるだろよく?


要するにだ・・・《出版業界の問題点》ってのは・・自分らこそが日本の文化のオピニオンリーダーだ♪って気取ってるようですが・・・

でも、その体質ってなるなら・・・まったくの旧態依然とした《一族支配》が当然のようにかかり通っていて、業界構成も 歌麿や写楽らを輩出した 江戸中期の《蔦屋》と変わってないとしか言いようがないんだネ。

出身の家柄が 1つの大きな「くさび」となって、よっぽどの不祥事でも起こさない限りは、社員としての地位は約束されてるとも云える、そんなクリモトが、ストレスで自殺未遂起こすギリギリまで会社のために頑張るモンだろうか??


それで、クリモトの 退社時間後の《足取り》ってのをリサーチしてみるなら、出た出た・・「オンナの線」がネ。

相手は素人の女性ではなくて ぶっちゃけ《キャバ嬢》それに入れあげてるってのも珍しいハナシとは思いませんがネ、チョっと風変わりなのは・・・

そのキャバ嬢が勤める キャバクラってのがネ、ヨコハマの西口付近とかならわかるけど、その場所ってのが・・・
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京浜急行の《横須賀中央》だっていうから『はてな?』って思ってネ。

快速に乗るなら、ヨコハマから僅か25分程度、おかしくはない。距離としてもネ。でもチョっとヘンだって思わない??


ぶっちゃけ《逆ならわかるんだ》ああ。横須賀で働いてるヒトとかがネ、退社後の夕方とかに、京急電車使って、ヨコハマの中心部へ 飲んだり遊んだりで足しげく通うって納得できる。

このボクなんかも 横浜の戸塚区の人間だからネ、わかるんだ。ヨコハマの繁華街へと足を運ぶ事は自然にあるけど、賑わってるエリアがホームタウンである人間が、仕事でもない事柄で、さびれた方向へと向かうだろうか??って。

ボクなんかも、横須賀や三浦市に夜になって 飲みに行くなんて経験が無いからね。
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   ヨコハマ住民が「わざわざ」横須賀まで南下するか??

クリモトの自宅は横浜の青葉区だ、そのキャバクラから自宅へ帰るって ある意味で余計 遠回りじゃんか。

で、辿り着いた 横須賀中央のキャバクラってのは、駅から3分の繁華街の中・・・なのだけどネ、
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      チトばかりDeepでファンキーな地域で(^^;

正直・・地元の遊び人とかでないと、その存在が知られてないだろうって そんな感じの立地条件で。ケナすツモリは無いけど、お客の殆どが、作業着に鉢巻、安全靴って いわゆるブルーカラーで。

バタ臭い 米国海軍の雰囲気とは むしろ真逆、昭和時代の キャバレーや アルサロって、ドメスティックな感じの店でネ。

で、クリハラが その店を訪れるたびに 指名していたキャバの子、漠然とだけど《あれ?どっかで逢ったかな?このコ》って気がしてネ。
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会話してるうちにスグ判明した。うん そのキャバのコね、《売れなかった女子アイドルグループのひとり》だったんだ うん。道理でカオつきに記憶が有ったんだね。

それで後日 確認のため クリモトの実家の彼の自室を探訪するなら、出たヨ そのアイドルグループのポスターやらグッズやらが わんさかと。

まず 間違いないだろって確信した、クリモトは、横須賀のキャバ嬢が 昔自分が《追っかけ》やってたアイドルの一員だってのを掴んで、それで「わざわざ」横須賀まで足しげく通っていたって。
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        正直 陽の目も浴びずに分解したアイドルユニットで

だけどネ・・・クリモトだけども、そのキャバ嬢に しつこく つきまとったり、店外デート申し込むって、そういった積極的なアプローチは、そのコの証言によれば 無かったようで・・・

キャバのコいわく《ただただおとなしくて、冗談も得意そうでない、ドッチかというと地味で暗い感じのお客だった》ってことで。

そんで、ボクなりに《これはどういうことだろうか?》って考えたら、1つの結論に行きついた。《クリモトの本当の狙いは そのコじゃなかったんだろう》ってね。

スポットも当たらず「消えた アイドルグループ」だいたい そのパターンですと、芸能の世界から引退余儀なくされて、一般の社会に溶けちゃうじゃんか?

おそらくクリモトは、本当に お気に入りの元メンバー、そのコへ辿る 道しるべとして、そのキャバのコにアクセスしてたんだ うん。

仮に《ミキ》としましょう。その 消えたグループ、3名のうち、いちばん地味で、正直 人気もパっとしなかったメンバーのコ。

直感だけどボクの、おそらくはそれがクリモトの「本命」だと睨んで、《ねえ?クリモトは、ミキのこと、現在の住所とか 職業とかについて聞いてこなかった?》ってなら《ううん 知らない》という。

だがボクだって、ダテにヘボ探偵してない・・あきらかに それはウソだ・・。《必要経費で出るかなあ??》って心配しながら(笑)
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《シャンパン入れようかなあ?》って、そう水を向けますと、キャバのコのカオ パっと輝いて喜んで《あ?そういえば、年賀状とケーター番号、ミキのを教えたあげたかも知れない》って。現金だろ(笑)

情報を聞きだしたい相手が お水だった場合、売り上げで篭絡するって社交術 クリモトにも有ったようで。多分 相当貢いだよね その店で。


・・・それでね、辿り着いた その《ミキ》なんだけど・・芸能の世界とは完全に縁を切って、【 北海道の一角で 】自衛官の男性と結婚して 一児をもうけるって、ごくごく幸せに平和に暮らしていてネ。

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     ゼンゼン異なる世界で幸福築いたミキさん

そう。・・仕事や会社のストレスで ぺしゃんこになった挙句の自殺なんかじゃない、ハッキリした【失恋自殺だ コレは】うん・・。


直接ミキへ接触したかどうかは 正直判らないまま。でも、ミキにはナンも責任ないじゃん?接触の有無を確認したところで、今の境遇のミキには迷惑なだけ、得るモノないしね。
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       テメエ勝手に絶望しやがったダケだクリモトは

だから ミキへの聞き込みはパスした。ボランティアでもボクは探偵、クライアントは可能な限り有利な立場になるよう心がけるけどサ、

でも・・今回のケース、ワルかったのは クリモト個人・・・『 勝手に自爆したんだ 』その《真実結果》は覆してはならないんだよネ うん。



な??ショボいだろ?(笑)リクさんが、荒くれノベルでふくらませるなら、ドラマチックな展開にもなるかも知れないけど、現実の出来事・事件ってのは大概『こんなモンだ・・』

そんで「報告書」として、『おたくの息子さんは 昔好きだったアイドルの子が、もう結婚して家庭築いてて それ観た失意の果て 衝動的に自殺行動したに過ぎません』ってまとめたrくぁ ま~~怒った怒った(笑)両親とも。
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  いくら怒っても、八百政は《真実》曲げませんゼ おとさん

「名誉棄損だ!訴えてやる!」って 息まいたけど、そしたら・・意識不明だったクリモト、息子が目を醒ましてサ、『はい その通りです』ってクリモトが懺悔・告白して あらららら~っ!って(笑)
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         そのまんま「寝てやがれっ!」って思う(笑)



リクさん それにしても、現在の出版社って 問題が多いヨ うん。《儲かることが第》。つまり、売れることが第一。中身は関係ない。関係ないというよりも、新奇なものであり、タイトルが強烈であること。

クリモトが勤める会社の社長「ウチは破産寸前ですが打つ手はあります」っていうんだボクの聞き込みでネ。

その“打つ手”を後から聞いてみる・・・社長 胸張って『韓流コンサートのチケット販売に参入します♪』って・・こりゃアカン・・って思ったよネ。。。
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      今時に「韓流」って・・・現実の動員なんざコレやデ?

《今年のトレンドは コレだ!》とか、サンザン世間を煽ってるくせに、ぶっちゃけテメエんとこがイチバン そのトレンドからボケボケの事しか考えてない。
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       ワリぃけど、こんなのに「トレンド」語られたくないって(^^;

やっぱ・・・個人的には悲しくもあるけど、《紙メディア》って、今世紀末には滅んでしまうかもネ。。。

だって社長のすぐそばで、人事の部長が、課長つかまえてハッパかけてるんだから・・《ダメだ!こんなの正社員に上げようなんて!派遣で出し殻まで使ってりゃイイ。それよりもっと、、クライアントの子息や取引先の関係者・・なんらかのカネになりそな広告受注につながりそな学生 早いとこ青田買いしとけヨ》だとさ。
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  今回、ストーカーの果ての性犯罪に発展しなかっただけ幸運かも

どこの業界にもワンマン経営者が君臨する企業があるが、雑誌から書籍まで幅広く手がけるC社もそうだ。

 要はサ、【 崩れゆく業界・業種 】ってのは、壊れるのはけっして会社ばかりでは無いんだってことだ。

もはや完全に 世間のアベレージから かけ離れた 社内環境から人事構成、社員個々の人間関係までグタグタになり果ててる事に 気付きもしてないし、まして改善の余地なんか。。。

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       思えばクリモトも「業界の犠牲者」かも・・

そう考えるならば、クリモトって男も、勤めていた出版業界の【その異常さ】毒気にあてられ おかしくなってしまった犠牲者のひとりって 云えるのかねえ??

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      毎日荒くれてルけど、陰湿さはナイぞ我が業種♪

プロフィール

港のリク

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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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