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Paradise of a purgatory(煉獄の楽園)《ボクの名は リク坊》

 《四つ》・・・四つ足 -> 動物 -> 畜生、人間以下の意味。 動物の解体処理を業としていたから。小指から士農工商と数えると、親指で穢多非人だから。平民が5だとすると、人格的に何か1つ足りないから。
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 外部と通婚ができず狭い部落内での近親婚が重なり、指の欠損など奇形児が多発したから。武器を持って蜂起しないよう、親指を切り落とされたから・・・。

ぶっちゃけ・・『そんなのは《こじつけ》だっ!!』 切れば赤い血が流れる 同じ人間同士じゃないかっっ!!

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自分自身が 暮らす社会で、納得できない仕打ちとか受けて・・・『でもアイツら《四つ》よりかよっぽどマシや』って、テメエよりも 弱く 惨めな立場の者を設定して、それでもって安易に日々の鬱屈を抑え込んでいるダケじゃないか!

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それって アンフェアだ。そして・・・身震いするほどの《卑怯者》それではないか!


絶望的な 怒りで身震いしてます リクめに、ジイさんは 追い打ちかけるように・・・。


・・・あんナ リク坊 聞けヤ。 っと ジイさんは云いました。


この日本の国なんかは、ズ~っと、平和な時代が続いているって錯覚あるけどヨ、日本人が・・やあらへん。 ぶっちゃけ 人類の歴史はイコールで《闘争の歴史》なんヤ。

数え始めたらキリないぐらいの戦い それがあった。このワシかてナ・・部落の連中が、人間としてなに1つ 世間の者と変わっちゃいないのだってのは判ってる。

ワシも昔 戦争行ってナ、部隊には 全国からいろんな人間 集まるやんか。よぉけ居ったでぇ、被差別部落出身者。

おそらく戦前・戦中とかは 今よりも 倍以上も《四つ》と称される人間 多かった筈ヤ。

で、アイツらがナンで?誕生したか??無論やけど 当人のせいではナイわナ? それはアイツらの先祖まで遡るねん ああ。

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戦闘行為を含んで、《政治闘争に敗北した一団》それが 穢多・非人の正体ヤ。そういう かれらの数は 戦後あきらかに半減した。どうしてヤと思う??


みんな戦争で死んでまったのとはチャウ、日本の国が初の 敗戦国となって、従来の制度や価値観が激変した そのせいもアルけんどヨ、

ワシは思う・・・。《かれらの多くは》ダレかを妬み 恨むのをもうヤメて・・・自分が置かれている現状を《受け止め》・・同じ境遇の者ダケで凝り固まっている《轍》から抜け出してヨ、

新規まき直し、《新しい自分》を目指して、戦後の社会に自我を捨てて 柔軟に 溶け込んで《消えていったのだ》ああ。


なあリク坊よ、日本人は そんなに残酷な民族とはちゃうエ?悔い改める・・とはチョっと違うけどナ、まっさらになってヤリ直し試みる人間を けっして邪険になんかしよらんから。

そうはイっても、この 平成となった世の中にも、差別・・部落民らは残っとるやんか。どうしてヤ??

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・・・それはナ リク坊、《彼ら》が、世の主流の者らを、《オレらを踏み台にヌクヌクと生きてやがる・・》って、妬み・恨みの念を捨てず、自分らの境遇の者ダケで《小さく固まり》この社会全体をクチ穢く罵りながら生きている・・だから《嫌われ 排除される》のヤ。

リク坊 オマエがガッコにワルい奴が居ってヨ、コテンコテンにやっつけたとする。そやけど そいつはいつまでも 自分の負けを認めず、グジグジと陰でリク坊のワルクチ吐いてる・・どや?そういうヤツを好きになれるか??

社会からナ、嫌われ 排除される連中ってのは、案外と その根本原因は、自分らの日頃の態度から由来するものなのヤ ああ。。。


・・・一理あるだろう。そうなのかも知れない。だけど・・・この ジイさんの考え方も、ある意味では 固定した概念の《押しつけ》だとはいえないか??

様々な思いがアタマの中で交錯し クラクラするリクめでありました はい。


「そおいや・・リクの お手掛けはん・・今は が~るふれんど っちゅ~ンかい?どや?それとは もう《姦ったンかい》??」

「ナニ 云いますのんヤ・・・そんなん してへんヨ まだ・・・」

「そなんか?ワシなんぞは 15のトキはも~とっくにオトコになっとったけどナ。なんせ ココの通りは 花街やけん」

「ナニ云いたいねん ジイさん??」


「うむ・・よぉ聴きヤ?」お茶を一口 クチに含みながら ジイさんは云いました。


・・・堅苦しい説教 ワシャせんよって。エエがナ♪ ガッコの勉強や仕事の合間に、可愛いコチャンと逢うて お愉しみするのも。

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          ジイさん・・アンタ本気で云うてますのんか・・

そやけど・・・リク、忘れなヤ??《ああいう 隣保館で暮らしてる連中の《タネ》》・・・ウチとこ家の中に入れようなんて事、間違っても考えたらアカン!適当に《遊ぶダケにせえ》


恋愛は当人同士のもの。そやけど・・・《結婚》となると、それは《家同士の問題》それはどうあっても 否定出来ひん・・。学ばなアカンえ?

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  ・・・なんたることを!! ボクは本気で ジイさんを はっ倒してやろうかと思いました はい。


本当に「時の氏神」って感じで・・・『ゴメンやス ジャマしまっせ』っと、以前 ジイさんと栗拾いに行った際に 知り合い、それ以後親しくしております、丹波の 猟師《ミツヨシさん》が来訪しました。
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「ホレ♪ 季節外れやけど、《アオクビ(真鴨の牡)》獲れましたエ。ジブ煮にしたら なんぼか美味しかろって。ありゃ??今晩すっきゃきでっかお宅?呼ばれるなら 断りまへんデ わたい(笑)」

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        いつも 豪快で面白い猟師のミツヨシさん

「ただいま~」「帰りましたデ あら!ミツヨシさん よぉお越し♪」家の家族も続々帰ってきて。早目の夕飯となりました。


メインデュッシュの すき焼き、投入した 牛肉の味には1点の文句などはなかった。 旨い! 完璧な味だ。。。

オトナたちはビールとかをクチにして、正直・・・かれらなりにチョっと・・【 調子にノリ過ぎた 】のだと思う。。。


テーブルでの話題は、次第に リクめのことを貶す、って、そっちの方向へと向かいましてネ。。。

母が「リク坊 先週の小テスト 何点やったんか?」うん アレは難解なテストだった。わたいなりに頑張った。ホメられるだろう気で、「97点やったワ」
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        ヤメてくれヤ!今日ぐらいは説教・・・

でも逆でした・・・。「アンタはなぁ~~・・ナンで??最後の詰め甘くて 100点満点逃すの繰り返しますのヤ?ホンマにアホかいなアンタ・・」

オヤジまでが、普段は仲ワルいくせに、調子よく 母の尻馬にノって「そや。もっと お姉ちゃんを見習え!少なくともワシの血が流れとるんやから、もうチっと、成績良くて当たり前なんやゾ リク坊」


・・・うるせぇヨっ!!そりゃあ 姉ちゃんはかつて《宮津の 神童》って呼ばれた秀才ヤ。でも 比較すんなヨ イチイチ。。。

アンタら両親の、そういう物言いが、息子にハッパかけて ヤル気のスイッチ押せるって思てんのかい!
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祖母が「そういや・・リク坊はまだ、あの《部落のコ》と親しゅ~付き合ってはんのか?」

すると母がクチ歪めて「イヤやわぁ~!アタシの留守に、リク坊アンタ、この家の中 引き入れたりせんといてヤ!かといって・・居るトキ来られても困るワ、やさしく接してやる自信があらへん」


 【 い い 加 減 に してくれヤ アンタら!! 】気が付けば コレ以上にない 大声で叫んでいましたボク。
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関係のない ミツヨシのおっちゃんの前で 大声上げるのは正直 抵抗ありましたが、もはや・・・ガマンも限界に来ていましたリクめ。

そのトキ、そばに鏡は無かったから判りませんが、おそらくは・・・ボクは 物凄い形相、表情をしていたのだろうって そう思います はい。

家族らが 呆然としたカオをしている中 ボクは《吼えました》・・・。


・・・そうやってヨ!・・・ボクのこと貶して そんなにも面白いンかい!?

そりゃ 姉ちゃんに比べたなら ボクはアホや。そやけど、今まで ボクはそんなにも「ワルい子」やったか??

アレ食べたい コレ買ってくれって、駄々こねたか?? ボクはなぁ・・・こんなボクやけど、【この家の事考えて】・・・云いたい事も限界まで我慢して、15の今まで生きてきたんヤっ!  っっっ!!
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      ボクのココロの悲鳴 聞こえるのか?アンタらには・・・


わかっとるンやデ お父ちゃんお母ちゃん・・・ウチらの子供やったら、もっともっと良い成績取れて当然やろが?もっとしっかり勉強せぇ って・・じゃあ だったら【アンタらどうやねん!?】・・・

ボクのケツ叩く事でヨ・・【親である自分はホントは優秀なのだ】って事・・そうやって自己催眠かけて安穏としてたいダケやろがっっ!ボクはアンタらの 安全弁か!?


    『 ・・・リク坊・・・ 』


それと ジイさん。アナタ程のヒトが・・・どうしてっっ??

無責任で残酷な 世間の風潮に同調して、被差別者らを一方的、根拠もナイ『決めつけ』をしてサ、どうして??物事の《本質》それを見ようとしない??

ジイさん程の料理の腕ありよるヒトなら 判る筈ヤ、その手切りの牛肉の断面・・まるでダイアモンドカッターで切ったような それの見事さ、100%味を引き出す その技量 判らない筈ナイやろ??

ヒトはクチでウソついても、ヒトの手仕事はけっしてウソはつかん・・・それがジイさんの口癖やんか!アレはウソなんかっ!?

ボクはなぁ・・ナニも マミコん家のお父ちゃんだからってヨイショしようって思ったンじゃあらへん・・・。
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       今そこにある 肉片こそが証拠じゃないか!

大きな枝肉からナ、それはそれは見事に 切り分ける、そのお父ちゃんの《技量に惚れたんヤ》 隣保館に暮らしていようが、このヒトの技術・技能は《ホンモノや》ってな。


・・・そうなのヤ・・・ボクには判ってる・・・。お父ちゃんお母ちゃんも、ジイさんの固定化した常識とやらも、ドッチも【根っこはイッショなんだ ああ・・・】

どんだけか殴ろうと蹴ろうとも、アンタらは、けっして殴り返してこない サンドバッグを欲しているダケなんだ ああ。。。

報われてないテメエの不遇に対する鬱屈の思いを・・自分らより もっと低い立場、弱き者を設定し、「そいつ」責めて貶す事で 留飲を下げてるのサ!
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その根拠や理由なんて ぶっちゃけ 後付けの《こじつけ》そうやろがっ!! 子供世界のイジメなんか 無くなる筈ないデ!なんせが 世のオトナらが《これ》なんやからナっっ!!


テメエでも訳が分からず、収集つかなくなってきて ボクは夜の街に飛び出しました。正直 独りきりになって 思い切り 泣き出したい気分でした。

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でも、ボクはやっぱり・・宮津の人間なのだなあ・・・ 泣き場所を探しているうちに、天橋立の 松林に出ていました はい。

とっぷりと夜も更けた無人の砂浜に 膝を抱えてボクは座り込み、さっきまでの出来事をリフレインさせながら、物思いに浸っておりますと・・・

やがて慣れてきた夜目に浮かびますは、ボク以外「もうひとりの人影」。。。
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               誰か 他に居る。。。

アレは・・・ダレが 見間違えるかって・・《マミコじゃないかっ!》。。。

マミコも やっぱ独り、月の下で 砂浜に座り、まるで自分を抱きしめるかのように、前のめりで膝を抱えている。 空気の乗って マミコの すすり泣く声が聞こえた。

どうしようか??・・・しばらく逡巡しましたが、放ってもおけず、おそるおそる ボクは声をかけました。

『マミコ・・・どないしたンか??』一瞬ビクっと反応をみせたマミコでしたが、声をかけたのがリクめだと判ると 安堵したものか?すすり泣く声は より強くなって。。。


「あんナ・・・リク坊が帰ってから・・・ウチでチョっと・・色々あってネ・・・」そう呟くように言いますマミコ。

・・・お父さんと、一緒に協同組合してはる仲間内の何人かのオジサンが入れ替わりにやって来てネ。

うん・・・協同組合の 経営面の事で、言い争いになってしもたの。で・・次第に争い声が大きくなって・・・
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『約束と違うヤないかっ!!』『チョっとも 儲からんやんか』『ワシはもう 協同組合抜けたるワ!』って、殴り合い寸前にまでなって。。。

なんとか 近所のオバチャンとかが とりなししてくれはって、お客さんが帰った後、すっかり失望・・・ヤケになってはる お父さんにどう?声をかけてよいものか わたい迷っていて。
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・・・タイミングが悪かったのよ ええ。。。弟・・千代彦が・・・割れたビールのコップの欠片を 外のごみ箱に捨てに出た お父さんに・・・

よりによって・・よりによって、《女装の姿で》家の前に戻ってきた 千代彦が【 鉢合わせ 】・・・っっ!!
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       避けたかった事が遂に起きちゃった・・・

《ワレっ!オカマかっっ!?オナゴの格好してナニ愉しいっちゅうんじゃい!!殺(と)ったろか!このクソガキがっ!!》 地獄そのものやった。。。
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そしたら・・・ボコボコにされながら 千代彦が・・《ああ 愉しいワっ!ナンでかって? わたい、ココロは【オンナやもん!】》って。

そして《なんもかも・・お父ちゃんとお母ちゃんのせいヤっ!!ナンで?ナンで わたいをチンチンついてる♂に産んだんヤ?それが大元なんヤ!》って 泣きじゃくりながら・・・。
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で、パート仕事から帰ってきたウチとこの お母ちゃんが・・・そうだよネ、《この構図を見て》いったいナニが起きたか 一瞬で理解しはったみたいで。。。

お父ちゃんと千代彦を分けるようにして座らはって・・・突然・・《わああああっっ!!もう もうアカンわっ!限界ヤっっ!!》って大声出して泣かはって・・・

それから、焦点の合わない目つきした お母さん わたしら固唾を飲んで観ていたら・・・
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《もう・・もう みんなして 楽になろう な?? そこの・・・ 灯油かぶって火ぃつけて  死のうヤ》って・・・ っっ!!

わたいもネ もう訳わかんなくなっちゃってサ、《嫌や!! わたいは死なへんっっ!!》って つい叫んで 家飛び出してきちゃった。。。



・・・なんという・・・《甘い野郎》なんだボクは・・・。

テメエだけが この世で悲劇の主人公のようにウヌボレていたダケじゃないか ああ・・・。
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   マミコん家の圧倒的不幸に比べりゃボクなんざ・・

この・・10センチの距離に居る 少女が抱える 圧倒的な量の不幸・・それに比べりゃ、ボクの悩みなんて・・・。


無言で マミコを横抱きにしようとしました。『ヤメてっっ!!こないなトキ、キスとかする気分とちゃうわ!!』激しく反発するマミコ。


『チャウねん。。ホンマや、ヤラしい事なんかしないから うん・・・』チェリーBoyなりに、精一杯「やさしく」マミコを抱きしめました。

しばらくの間 ボクら二人は 無言で  【 泣いた 】。

誰も居ない 夜の砂浜。いっそのこと この世なんか滅びてしまえって そう思った。滅んでない この世でも ボクらは『ふたりぼっち』なのだから。
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普段イキがってるくせに、イザってなると とんだ弱虫だなって、嗤うなら笑え!・・・ボロカスだヨ もうボクは・・・


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「有難うナ 送ってくれて。うん もう大丈夫♪ スッキリした充分。後はウマいことやるワ♪」って 住宅の前まで送りましたリクめに 明るいフリをしてマミコは。

『ただいまぁ~っ』って、ワザと明るい声を出し ドアの中へと消えました はい。

ノロケではないけど、やっぱ・・・マミコは 強く優しい。きっと あの《明るさ 聡明さ》に 他の家族も救われているのだろうって感じました。


 ・・・っと、差し迫り 次の問題は《このボクや》・・・家へ帰って 家族とカオ合わせるの バツわるいなぁ。。。

重い足取りのまま トボトボと家路を歩いていますと、家から50mのところにありました。古民家を改造した 喫茶店のドアが半開きに空き、

中から コッチへ 手招きするヒトが居ます・・・『 リク坊、チョとコッチ来ぃヤ 』 あ?あれは ミツヨシのおっちゃんやないか。。。

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ミツヨシのおっちゃんは「まあ そこ座りぃ。クリームソーダでエエか?この時間やし コーヒーよかそっちがよかろ?」「うん すんません・・・」


おっちゃんは云いました。

・・・色々・・・考えさせらてたワ ホンマ。このワシも 昔の事とか 改めて思い出される それが多かった。。。
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      たとえアルツハイマーになっても忘れない話を始めたおっちゃん

リク坊が、怒って 家を出てった その後なんやけどナ、ワシやけど・・キミとこ家族の前で 1つ・・・告白したんヨ うむうむ。。。

《なんやのあのコ?勝手な事クチ走って ハラ立てよってからに》《反抗期でストレスたまってんのとチャウか》《四(よ)つ エラい肩入れしてからに あのコは》

そういう会話の中 ワシはクチ開いた・・・。『・・・あのネ・・みなはん知らんかったでしょうけど・・ジツのとこ このワシも【四つですねんやデ】・・・』ってナ。
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そりゃあ・・みんな驚いてたワ ああ。。。《い、いや!そんなツモリとチャウねん!》《誤解せんといてミツヨシさん!アンタんことはダイスキや!》って。

わかってる・・・リク坊含めて、キミとこご家族はみんなエエ人ヤ。これからも お付き合いさせて貰おうって思うとる 心配あらへん。


あんナ、ワシのケースはチョっとばっか変わっててヨ、《サンガ》いうねん ああ。一定場所に留まらず、山々を渡り移動する いうなら《山の民》や。

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 ※ サンガ・・・定住地を放棄し、山間部 または川地域を漂泊し、不定期移動して暮らす人間の一群を指します。

明治初年の頃は全国に20万人居たともいわれます。サンガ→山窩(やまが)《ワシャいたって山窩者で》という風に自分を卑下する表現で使われました。

木こり 山の猟師 炭焼きといった作業に従事する者の多くはこのサンガ出身が多いとも。一説でしかないですが、かの豊臣秀吉も、このサンガの出身だとも。

教科書にはゼッタイ載ってないハナシやから リク坊にしたら信じられないと思うが・・・ワシな、【無戸籍の人間やった】ンやワ ああ。戸籍上 存在しないユーレイ・・・。


・・・今のワシからすっと 信じられないやろけど、リク坊 ワシな・・・《教員免許持ってるんやデ♪》いやホンマ・・《成ってた筈》やねん、【アレさえ無ければ】。。。
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ワシやけど、物心ついた時分にはもう、両親は離婚しててナ、母親が 尼崎で料亭の仲居して ワシ育てて。それやから 父親がサンガだなんてチっとも知らんかった。


ワシも昼間働き 夜間の 大阪教育大なんとか出て。で、中・学か高校の 生物の教師になろうって決めて、赴任先も ほぼ決まってた。

そしたら・・・受け入れる学校の方から ミツヨシさんアンタ、戸籍が・・・該当者がみつかりませんデ どないなってますんヤ?って、云われたワシがギョギョっ!や。

もう少し早く・・・当時やけどワシ 運転免許も持ってなかったしナ。自分の戸籍とか 確認する機会がなかった。

ほんで 自分には この」「日本国民としての正式な国籍がナイ」ってことが判明・・・

その時ヤ、自分がはじめて親や先祖が《サンガの出身》だと知った・・・。弁護士に相談したら《新規に戸籍を申請するしかない》っと。


そやからナ、木曾の山奥へ出向いて探し回ってヨ 産まれてから初めて、実の父親にワシ逢って、署名やら委任状 なんせがオヤジは印鑑証明すら持ってない人間やったからありゃあ苦労した・・・書類そろえて 法務局へ申請作業したワ。

タイミングの問題やったんやワ ああ・・・。戸籍は すんなり許可されたのやけど・・・でも、その《発効日》ってのがヨ、ホンの・・・ホンの数日、4/1の教員採用日に【間に合わなかった】・・・。
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今更 ワルクチも云いたくないけどナ・・日教組って、アレもイザとなるとアテならんわナ・・・。社会党(91年当時)の議員動員して護ってやる 支持するよ!とかイってて・・・

行政手続きの問題としてナ、ワシみたいなケースで 新規の戸籍を得る者ってのは、《官報》って、お国の回覧板にその名前が出るねん。

オヤジがしてた仕事《サンガ》ってのは 世間的には《山師》それの語源でもアルからヨ・・・根拠なんてあらへん!それまでワシ支援してた連中・・《コレはヤバい奴や・・》って、途端に腰引いてビビりよった。。。

で・・ワシも若かったし《も~エエわい!》って癇癪起こして(嗤)以来 今のような仕事してるのヤ ああ。
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      ミツヨシさん『結局、オヤジの職業継いだワシなんヤ』


・・・なあ?リク坊?・・・。ワシやけど本心で《思うデ》。さっきのキミの怒りは 純粋であり、なにひとつ恥じるべきものなどあらへん!


でもナ・・・キミの お父さんとお母さん、あのヒトらかて、どんだけか・・リク坊のこと 愛してるか・・・キミももう15なんヤ《判ってやれ!》

正直・・キミとこの お父さんはチョっと 気ままなヒトやけど(笑)毎日クタクタになって働いてます お母さん、あの姿にウソなどあらへん。違うか??
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お爺さんが キミに あないな云い方したのも、おそらくお爺さんは おためごかしの理想論・・それやなくてヨ、不可解であり かつ不条理とも呼べる、《理想の条文と違い 社会にはこういう実態が在るんだ》って、それを隠さず 教えたかったのだと思う うむうむ。

な?リク坊 キミは健気でホンマ《いい子》ヤ。いかにも はしこくて、大人びたとこもアルけど、家族全員にとっての《希望》でもあるのヤ ああ。


みんながキミのこと ココロから愛してる。もっと《自信を持て!》・・・。それにナニよりか云いたい・・・。【 自分のココロに鍵をかけずに さらけ出せ! 】


リク「・・・おっちゃん・・・」


・・・勝手にカテゴライズしてワルいが、リク坊 キミが同世代の男子と やたらケンカに走りよる その原因は・・・

他でもない、云いたいことを必死にガマンして、周囲の空気ばかり読んで、自己の思いを発散しない、蓄積された心理的ストレス、それの神経衰弱によるバクハツ たぶんそれだ。。。


リク坊 ワシは説教なんかせんヨ♪ そやけど・・・【 正直、自分でも《しんどい》のとチャウか?? 】
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ボクですが けっして「泣くつもりは無かった」・・・だけども 勝手に・・・大粒のナミダが4滴5滴と、両の目から下へと落ちて、履いていたジーンズの生地を濡らしました。


・・・リク坊 キミと同じような子供は せつないが・・この豊かと呼ばれる国に数えきれないぐらい大勢居るのだ。みんなそれぞれで《苦しんでる》。。。

メンタルクリニックってアレはアカンぞ。リタリンなんて、覚せい剤薄くしたヤバいクスリでヘロヘロにされて終いヤ!

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心配すな♪ リク坊 人間はナ みんな・・・ココロの中に、最高のドクターと薬剤師 それ両方持ってるのヤ♪ ホンの少し・・ココロの中を切り替えて 自己を解放してみるなら アって間に正常へと回復する!早いゼ それこそが 若さってもんだ♪


ボクは思っていました。関係なさそうで いっちゃん関係ある・・・

・・・このミツヨシのおっちゃんが、ナニも支障が無くて、ガッコのセンセになってはったなら・・・さぞかしや!生徒に慕われ 尊敬される《よき先生》になっていたのだろうナ って。。。
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    でも、リクにとって「最高の教師」ですアナタは・・

お店もそろそろ 閉店の時刻になり、別れ際に ミツヨシさんはこう 云いました。。。


リク坊が憤る、もうじき21世紀だって この日本に、未だ根強く残っている《出身差別》・・・。

でもワシ思うんヤ。《それって ホンマに存在してるのやろか??》って。もしかしたら、《在る》って思い込んでるダケで、もはやそれは《幻》かも知れへん・・・
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      在りもしない、存在しないモノに苦しむ・・・

キミとこの おじいさんかてナ、けっして差別的人間とはチャう。かつて身分差別が在って 当然の時代を見ていたゆえ、今現在もそれが在って当然って、そう意識に刷り込まれてるダケなんヤ。

ある意味で それだから、この 忌まわしい旧き因習を払い去るのが難しい・・。カタチとして存在し、目にも見えるモンとチャうからナ。

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そう・・・《実体なんかナイのヤ》早熟の天才詩人 アルチュール・ランボーはこう言ってる・・《I’ll go slowly, it’s to the inside in a deep forest from there to a way of a flow!::ゆっくり行こうよ、流れのほうへ、そこから深い森の奥へ!》

な??差別ヤメろ!って、いきり立って この世間へオノレの権利を叫んでも、人間の平等ってのはヨ リク坊、けっして声のデカさで勝ち取れるモノやあらへんのヤ。

だけど、カビ生えた 意味も無いモンをいつまでも放置しててはつまらんやん?理想は・・リク坊 キミのよな若い層が、世間にはびこるモノ よく咀嚼して、

《あれ? コレ今の時代に必要か?》って、意識の改革を畏れない それやと思う。ランボーはこうも《時代なんて一瞬で変わる》ってナ♪身分差別なんてモンが存在したのさえ、みんながサラリと忘れる社会、それこそがゴール地点とチャウかなあ。。。

で、リク坊 ランボーはこうも言ってる 《あらゆるものに縛られた哀れ空しい青春よ。気むずかしさが原因で僕は一生をふいにした。》

ヒトにはヨ リク坊《今 この瞬間しかない》のヤ。今を暗い気持ちのまま生きてる者に、将来 笑って暮らせるなんて保証はあらへんデ?
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もうちょっと・・・自分自身のココロを解放して 毎日を愉しく暮らせ! せやないと・・・せっかくの青春の意味がナイやないか な??


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    すいません なんとか次回で終わられますから(^^;


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プロフィール

港のリク

Author:港のリク
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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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